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ワイヤー矯正と小顔の関係|抜歯の有無で輪郭はどう変わるのか

ワイヤー矯正と小顔の関係|抜歯の有無で輪郭はどう変わるのか 港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。

ワイヤー矯正は歯並びを整える治療ですが、「顔が小さくなる」という話を聞いて、本当のところはどうなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。歯科矯正は、直接的に顎の骨格を小さくしたり、顔の形を変えたりするものではありません。しかし、歯並びや口元の位置が改善されることで、顔の印象がすっきりとし、「小顔になった」と感じられるケースは少なくありません。この記事では、なぜワイヤー矯正で顔の印象が変わって見えるのか、その具体的な理由を専門的な視点から解説します。また、矯正治療において重要な「抜歯の有無」が輪郭の変化にどう影響するのか、そしてどのような人が変化を実感しやすいのかについても、分かりやすくご説明します。この記事を通して、ワイヤー矯正がもたらす顔の印象の変化について理解を深めていただき、治療への期待を膨らませるきっかけとなれば幸いです。

ワイヤー矯正で「小顔になる」は本当?骨格は変わらないという事実

ワイヤー矯正は、歯を少しずつ動かして正しい位置に並べる治療法です。そのため、顎の骨そのものの大きさや形を変えることはできません。多くの人が期待する「小顔効果」とは、骨格の縮小ではなく、あくまで口元やフェイスラインの見た目の印象の変化を指します。

もし顎の骨格自体を小さくしたい、あるいは大きく位置を変えたいという場合は、歯科矯正の範囲を超え、外科的な手術が必要になります。例えば、下顎が極端に突出している「受け口」の治療などで、顎の骨を切って移動させる外科的矯正治療がそれに該当します。ワイヤー矯正は、そのような骨格の根本的な変化をもたらす治療ではないという点を、まずご理解いただくことが重要です。

しかし、骨格自体が変わらないにもかかわらず、「小顔になった」と感じる方がいるのは事実です。では、なぜワイヤー矯正で顔の印象がすっきりして見えるのでしょうか。その理由は、歯の移動によって口元のバランスが整ったり、噛み合わせの改善によって顔周りの筋肉が変化したりすることにあります。次からは、これらの具体的なメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

なぜワイヤー矯正で輪郭がすっきりして見えるのか?3つの理由

ワイヤー矯正は歯を動かす治療ですが、その効果は歯並びだけでなく、お顔全体の印象にも及びます。骨格そのものが変わるわけではありませんが、口元やフェイスラインがすっきりとして、まるで「小顔になった」かのように感じられることがあります。その主な理由は、「歯の移動による口元の後退とEラインの改善」「噛み合わせの改善による顔周りの筋肉バランスの変化」、そして「矯正中の食生活の変化といった副次的な効果」の3つが挙げられます。これらの要素が複合的に作用することで、お顔の印象が大きく変化する可能性があります。

理由1:歯の移動で口元が下がり、Eラインが整う

輪郭がすっきりして見える理由の一つ目は、歯の移動によって口元が変化し、Eラインが整うことです。Eラインとは、横顔を見たときに鼻の先端と顎の先端を結んだ線のことで、「エステティックライン」とも呼ばれています。美しい横顔の基準とされ、一般的には唇がEラインの内側、またはライン上にあるのが理想的とされています。

しかし、出っ歯(上顎前突)や口ゴボ(上下顎前突)と呼ばれる状態では、前歯が前方に突き出しているため、それに伴って唇も前に出て、Eラインよりも唇が突出した形になります。この口元の突出が、顔全体を大きく見せたり、野暮ったい印象を与えたりする原因となることがあります。ワイヤー矯正で前歯を奥に引っ込める治療(特に抜歯を伴う場合)を行うと、唇も自然と後退し、Eラインに沿った美しい横顔になることが期待できます。口元が引っ込むことで、顔の中心部分が奥まり、全体的に引き締まったシャープな印象へと変化するでしょう。

理由2:噛み合わせが整い、顔周りの筋肉のバランスが改善する

二つ目の理由は、噛み合わせが改善されることで、顔周りの筋肉のバランスが整うことにあります。噛み合わせが悪いと、無意識のうちに特定の歯や顎に負担をかけたり、不自然な噛み方をしたりすることが少なくありません。例えば、片方の歯ばかりで食べ物を噛む「片側咀嚼」の癖があったり、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)が生じやすくなったりします。

これらの癖は、顎の周りにある筋肉、特に咬筋(奥歯を噛みしめる際に使われる筋肉で、エラのあたりに位置します)を過剰に発達させてしまうことがあります。まるで筋力トレーニングのように咬筋が鍛えられ、その結果、エラが張って顔が大きく、四角く見えてしまうことがあるのです。ワイヤー矯正によって歯並びが整い、正しい噛み合わせが得られると、食べ物を左右均等に噛めるようになり、歯ぎしりや食いしばりといった不必要な力が顎にかかりにくくなります。これにより、過度に緊張していた咬筋がリラックスし、発達しすぎていた筋肉が徐々に落ち着いてくることで、フェイスラインがすっきりとして見える効果が期待できます。

理由3:矯正中の食事の変化などによる副次的な効果

三つ目の理由として、ワイヤー矯正中に起こる食事の変化など、副次的な要因も挙げられます。矯正装置を装着すると、最初のうちは歯が動く痛みや違和感があり、硬いものや噛み切りにくいものが食べにくくなることがあります。また、装置に食べ物が挟まりやすくなるため、食後の歯磨きがこれまで以上に重要になります。このような状況から、自然と食事の量が減ったり、間食を控えるようになったりする方も少なくありません。

特に、甘いものやスナック菓子などは装置に絡みつきやすく、食後に念入りな歯磨きが必要になるため、面倒に感じて間食の習慣がなくなるケースも多く見られます。これらの食生活の変化が結果的にダイエットへと繋がり、顔の脂肪が落ちてフェイスラインがシャープになる可能性があります。ただし、これは矯正治療の直接的な目的ではなく、あくまで治療中に起こりうる副次的な効果であり、すべての人に当てはまるわけではないことに注意が必要です。

【本題】抜歯の有無でワイヤー矯正後の輪郭はどう変わる?

ワイヤー矯正によって顔の印象がどのように変化するかは、多くの患者様が気にする点です。中でも、「抜歯を行うかどうか」は、その変化の度合いを左右する最も大きな要因の一つとなります。矯正治療における抜歯の主な目的は、歯を大きく動かすためのスペースを確保することにあります。特に、前歯の突出が著しいケースなどでは、抜歯をしないと理想的な歯並びや口元の位置を実現することが難しい場合があります。

このセクションでは、抜歯を伴う矯正治療と、抜歯を行わない矯正治療で、顔の輪郭にどのような違いが生まれるのかを詳しく解説していきます。具体的には、「抜歯した場合の大きな変化」と「非抜歯の場合の自然な変化」について、それぞれ期待できる効果と、それに伴う口元の印象の変化についてご紹介します。

抜歯矯正の場合:口元が大きく下がり、シャープな印象に

抜歯を伴うワイヤー矯正は、口元の突出感が大きい方にとって、特に劇的な変化をもたらす可能性を秘めています。通常、矯正治療で抜歯されるのは、前から数えて4番目や5番目の小臼歯(しょうきゅうし)と呼ばれる歯です。これらの歯を抜くことで、歯列全体を後方に移動させるための十分なスペースが確保されます。

このスペースを利用して前歯を大きく後退させることで、出っ歯(上顎前突)や口ゴボ(上下顎前突)のように前に突き出していた口元が大きく下がり、Eライン(エステティックライン)が劇的に整います。Eラインとは、鼻先と顎の先を結んだ線のことで、美しい横顔の基準とされています。口元が引っ込むことで、唇も自然とラインの内側、あるいはライン上に収まるようになり、横顔全体が非常にシャープで洗練された印象へと変化するのです。このように、輪郭の大きな変化、特に口元の劇的な改善を望む場合には、抜歯を伴う矯正治療が選択されることが多いです。

非抜歯矯正の場合:自然な変化で顔の印象を整える

一方、抜歯を行わないワイヤー矯正は、歯列の乱れが比較的軽度な場合や、歯列弓(歯のアーチ)を拡大することで歯を並べるスペースが確保できる場合に選択されます。非抜歯矯正では、歯の表面をわずかに削るIPR(Interproximal Reduction)や、歯列弓を外側に広げる拡大装置などを併用して必要なスペースを作り出します。

抜歯矯正と比較すると、歯の移動量が全体的に少ないため、顔の印象の変化はより緩やかで自然な範囲に留まることが多いです。しかし、だからといって顔の印象が変わらないわけではありません。例えば、前歯のガタつきが解消され、口元が閉じやすくなるだけでも、口周りの緊張が緩和されてスッキリした印象になることがあります。また、噛み合わせが整うことで顔の筋肉のバランスが改善され、フェイスラインが引き締まる効果も期待できます。劇的な変化ではなく、あくまで自然な範囲で顔全体の調和を整えたい方には適していると言えるでしょう。

親知らずの抜歯は輪郭に影響する?

「親知らずを抜くと小顔になる」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、親知らずは顎の一番奥に位置する歯であり、これを抜いたからといって、エラの部分の骨が削れたり、顔の輪郭が細くなったりすることは基本的にありません。小顔効果を期待して親知らずの抜歯を検討されている場合は、歯科医師に相談し、正しい知識を得ることが重要です。

矯正治療において親知らずを抜歯する主な目的は、奥歯をさらに後方へ移動させるためのスペースを確保することや、治療後の歯並びの後戻りを防ぐためです。例外的に、親知らずが横向きに生えていて周囲の骨を圧迫・変形させているような特殊なケースでは、抜歯によって炎症が治まり、一時的に顔の腫れが引いてすっきり見えることはあります。しかし、これは骨格そのものが変化するわけではないため、恒久的な小顔効果とは異なります。

ワイヤー矯正で輪郭が変わりやすい人の特徴【セルフチェック】

ワイヤー矯正は歯を動かす治療ですが、その結果として顔の印象がすっきりし、「小顔になった」と感じる方がいらっしゃいます。もちろん、治療結果には個人差がありますが、特定の歯並びや顎の状態、日頃の癖をお持ちの方は、顔貌の変化を実感しやすい傾向があるといわれています。このセクションでは、ご自身の状態をセルフチェックできるよう、顔の印象が変わりやすい方の特徴を具体的にご紹介します。これからご説明する「出っ歯・口ゴボ」「受け口・顔の歪み」「エラ張り」の3つのタイプに当てはまるか確認してみてください。ただし、最終的な治療方針や期待できる変化については、必ず専門家である歯科医師による精密な診断が必要です。

出っ歯(上顎前突)や口ゴボ(上下顎前突)の人

輪郭が変わりやすい方の特徴として、特に変化を実感しやすいのが「出っ歯(上顎前突)」や「口ゴボ(上下顎前突)」といった症状をお持ちの方です。これらの症状では、上の前歯が前に出ていることで口元全体が盛り上がって見え、唇が閉じにくかったり、閉じても口元に力が入って不自然になったりすることがあります。横から見ると、口元が鼻や顎よりも前に突出しているため、顔のバランスが崩れて見える原因となります。

ワイヤー矯正、特に抜歯を伴う矯正治療では、前歯を大きく後方に移動させることが可能です。これにより、突出していた口元がすっきりと内側に収まり、Eラインと呼ばれる横顔の審美的なラインが劇的に整います。口元の突出感がなくなることで、顔全体にメリハリが生まれ、知的で洗練された印象に変わるなど、見た目のメリットを大きく実感できるでしょう。

受け口(反対咬合)や顔の歪みがある人

次に、受け口(反対咬合)や顔の歪みがある方も、ワイヤー矯正によって輪郭の変化を実感しやすいタイプといえます。受け口は、下の歯が上の歯よりも前に出ている噛み合わせの状態で、横から見ると下顎がしゃくれたように見える特徴があります。この場合、ワイヤー矯正によって下の歯を適切に後退させ、正しい噛み合わせにすることで、下顎の突出感が和らぎ、顔全体のバランスが整う効果が期待できます。

また、左右の噛み合わせがずれている「交叉咬合(こうさこうごう)」などが原因で顔の歪みが生じているケースも少なくありません。噛み合わせが左右どちらかに偏っていると、その部分の筋肉や骨格に負担がかかり、顔の左右対称性が崩れることがあります。矯正治療によって噛み合わせの中心を合わせ、顎関節への負担を均等にすることで、顔の左右のバランスが改善され、輪郭が整う可能性があるのです。

歯ぎしりや食いしばりでエラが張っている人

不安定な噛み合わせを補うために無意識に行ってしまう歯ぎしりや食いしばりは、顎の筋肉(咬筋)を過度に発達させてしまい、結果的に顔が大きく、四角く見える「エラ張り」の原因となることがあります。咬筋は噛むときに使う筋肉で、例えるなら筋力トレーニングのように鍛えられてしまい、見た目にもエラが張って見えるようになるのです。

ワイヤー矯正によって安定した噛み合わせが得られると、歯ぎしりや食いしばりの癖が軽減されることが多いです。これにより、咬筋の過剰な緊張が緩和され、徐々に筋肉の張りが落ち着いていきます。咬筋のボリュームが減少することで、フェイスラインがシャープになり、すっきりとした輪郭になる効果が期待できるでしょう。

ワイヤー矯正で後悔しないために知っておきたい顔の変化と注意点

ワイヤー矯正は、歯並びを整えることで理想の輪郭に近づく素晴らしい機会です。しかし、ポジティブな変化だけでなく、治療計画によっては予期せぬ顔貌の変化が起こる可能性もゼロではありません。このセクションでは、矯正治療がもたらすメリットとデメリット、例えば頬こけやほうれい線が目立つ可能性、そしてワイヤー矯正の限界について公平な視点で解説します。十分な情報を得た上で、後悔のない選択ができるよう、詳細に見ていきましょう。

メリット:横顔のシルエットが美しくなる、左右のバランスが整う

ワイヤー矯正がもたらす顔の印象へのメリットは多岐にわたります。まず、出っ歯や口ゴボが改善されることで、鼻先と顎先を結ぶ「Eライン(エステティックライン)」が整い、洗練された横顔のシルエットを手に入れられる可能性が高まります。口元が自然に閉じられるようになることで、口元の緊張が解け、上品な表情を作りやすくなることも大きな変化です。また、噛み合わせが改善されることにより、顔の左右対称性が向上し、全体のバランスが整って見える効果も期待できます。

これらの外見的な変化は、単に見た目が良くなるというだけでなく、写真に写る自分への自信や、人前で自然に笑えるようになるなど、内面的な自信にもつながります。コンプレックスから解放され、よりポジティブな気持ちで日々を過ごせるようになることこそが、矯正治療の大きな価値と言えるでしょう。

注意点:頬がこけたり、ほうれい線が目立ったりする可能性

ワイヤー矯正の潜在的なデメリットとして、「頬こけ」や「ほうれい線が目立つ」といった顔の変化を気にされる方もいらっしゃいます。特に抜歯を伴う矯正治療で口元が大きく後退した場合、それまで歯によって支えられていた頬の肉が、後退した分だけ支えを失い、頬がこけて見えることがあります。この変化は、年齢よりも老けて見える原因となることもあります。

同様に、口元が後退することで、口周りの皮膚がわずかに余り、結果としてほうれい線が以前よりも目立つように感じるケースもあります。これらの変化は、特に皮膚の弾力が低下してくる成人以降の矯正で起こりやすい傾向にあります。経験豊富な矯正歯科医は、治療計画を立てる際にこれらのリスクを考慮し、できるだけ避けるよう努めますが、可能性として知っておくべき重要な注意点と言えるでしょう。

注意点:骨格的な問題はワイヤー矯正だけでは改善が難しい

ワイヤー矯正は「歯を動かす」治療であり、顎の骨そのものの大きさや位置といった骨格を根本的に変えることはできません。そのため、例えば下顎が極端に小さい、あるいは大きいといった骨格性の問題が主な原因で顔のバランスが崩れている場合、ワイヤー矯正だけで理想の輪郭を得るには限界があります。

このような骨格的な問題が大きいケースでは、歯だけを動かす矯正治療では改善が難しく、顎の骨を切る外科手術を併用する「外科的矯正治療」が必要になる場合があります。治療を始める前には、精密な検査と診断によって、ご自身の顎の骨格に問題がないか、ワイヤー矯正のみで目標とする変化が得られるのかを専門医と十分に相談することが非常に重要です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正、顔の変化に違いはある?

ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。顔の印象の変化に関して言えば、装置の種類そのものよりも、実は治療計画、特に「抜歯の有無」や「歯の移動量」が結果を大きく左右すると言えます。基本的に、同じ治療目標と計画であれば、ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも期待できる顔の変化は同等です。

しかし、治療の適応範囲や抜歯・非抜歯の選択において、両者にはそれぞれ特徴があります。次のセクションでは、この点について詳しく解説していきますので、ご自身の状況に合った治療法を選ぶ際の参考にしてください。

治療の適応範囲による変化の違い

ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、それぞれ得意とする症例の範囲が異なります。この適応範囲の違いが、結果的に顔の変化に間接的な影響を与えることがあります。

一般的に、ワイヤー矯正は歯を三次元的に細かくコントロールする能力に優れており、抜歯を伴うような歯の大きな移動や、複雑な噛み合わせの修正など、難易度の高い症例に幅広く対応できます。そのため、口元の突出感を大きく改善したい場合や、顔の印象を劇的に変えたいと希望する症例では、ワイヤー矯正が選択されることが多い傾向にあります。近年ではマウスピース矯正の技術も目覚ましく進歩していますが、最も大きな変化が期待できるような重度の症例では、依然としてワイヤー矯正の方がより確実な結果をもたらすと考えられています。

抜歯・非抜歯の選択による影響

顔の輪郭に最も大きな影響を与えるのは、繰り返しになりますが「抜歯の有無」です。この点はワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも同様であり、装置の種類に依るものではありません。

例えば、抜歯を伴うマウスピース矯正は、非抜歯のワイヤー矯正よりも顔の変化が大きくなる可能性があります。これは、抜歯によって得られたスペースを最大限に活用し、歯を大きく後退させることが可能になるためです。したがって、治療のゴールとして顔の印象の変化を重視するのであれば、装置の種類だけで判断するのではなく、ご自身の希望する変化を実現するために抜歯が必要なのかどうかを、担当の矯正歯科医とじっくりと相談することが何よりも重要となります。

理想の輪郭を目指すなら「精密診断」が成功のカギ

ワイヤー矯正は、歯並びを整えることで顔の印象を変化させますが、その変化の度合いは、お一人おひとりの骨格や歯並びによって大きく異なります。インターネット上にはさまざまな情報があふれていますが、あくまで一般論であり、ご自身のケースにそのまま当てはまるとは限りません。そのため、治療を成功させ、ご希望通りの結果を得るためには、治療を開始する前の「精密診断」が非常に重要になります。

精密診断では、歯型を取るだけでなく、顔全体のバランスや顎の骨格を詳細に分析するために、セファログラム(頭部X線規格写真)と呼ばれる特殊なレントゲン撮影を行います。加えて、お口の中や顔の写真を多角的に撮影し、これらの膨大なデータを基にして、担当の歯科医師が患者様お一人おひとりに最適な治療計画を立案します。これにより、予測される治療効果やリスクを事前に把握し、納得した上で治療に進むことができるのです。

3Dシミュレーションで治療後の顔貌変化を予測する

近年では、精密診断の有効なツールとして「3D治療シミュレーション」が多くの矯正歯科医院で導入されています。この技術は、歯の動きだけでなく、それに伴う口元やフェイスラインがどのように変化するのかを、治療開始前に3D画像で視覚的に確認できる画期的なものです。

治療後のご自身の姿を具体的にイメージできるため、「本当に変わるのか」「どんな風に変わるのか」といった患者様が抱く不安を大きく和らげることができます。また、歯科医師と患者様の間で治療のゴールイメージを明確に共有する上でも非常に有効なツールです。カウンセリングの際に、このようなシミュレーションが可能かどうかを尋ねてみることは、納得のいく治療を受けるための重要な一歩となるでしょう。

信頼できる矯正歯科の選び方

ワイヤー矯正は長期にわたる治療であり、担当する歯科医師の技術や経験が結果に大きく影響します。そのため、信頼できる矯正歯科医を選ぶことが非常に重要です。まず、日本矯正歯科学会が認定する「認定医」や「専門医」といった、矯正治療に関する専門的な資格を持つ歯科医師を選ぶことをおすすめします。これらの資格は、一定以上の経験と知識を持つ歯科医師にのみ与えられるため、安心して治療を任せられる目安となります。

次に、実際にクリニックを訪れる前に、その矯正歯科医院のウェブサイトなどで治療実績を確認しましょう。ご自身の歯並びと似たような症例の「ビフォーアフター写真」が豊富に公開されているか、治療内容が具体的に説明されているかを確認することで、その医院の得意分野や治療の質をある程度判断できます。

そして何よりも大切なのは、カウンセリングの質です。初めてのカウンセリングでは、ご自身の悩みや希望(顔の見た目の変化に関する希望も含む)を親身になって聞いてくれるか、治療のメリットだけでなくデメリットやリスクについても丁寧に説明してくれるか、といったコミュニケーションの質をしっかりと見極めましょう。疑問や不安を解消し、納得した上で治療を開始できる歯科医師との出会いが、理想の輪郭と笑顔を手に入れるための第一歩となります。

まとめ:ワイヤー矯正で手に入れるのは理想の輪郭と自信の持てる笑顔

ワイヤー矯正は、顎の骨そのものを小さくする治療ではありません。しかし、歯並びを整え、口元を改善し、噛み合わせを調整することで顔周りの筋肉バランスを改善するなど、間接的に顔の印象をすっきりとさせ、理想の輪郭に近づける可能性を秘めています。特に、出っ歯や口ゴボ、受け口といった症状でお悩みの方や、歯ぎしり・食いしばりでエラが張っている方は、矯正治療によって大きな変化を実感しやすい傾向にあります。

顔の印象の変化の度合いは、もともとの歯並びの状態や骨格、そして抜歯の有無によって大きく異なります。抜歯を伴う矯正では口元が大きく後退し、横顔のEラインが劇的に改善されることが多い一方で、非抜歯矯正ではより自然な変化が期待できます。治療計画は一人ひとりの状況に合わせて綿密に立てられるため、精密診断を通じてご自身のケースでどのような変化が見込めるのかをしっかり確認することが重要です。

ワイヤー矯正は単に歯並びを整えるだけでなく、「小顔に見える」「横顔が美しい」といった外見的な変化を通じて、これまで抱えていたコンプレックスから解放され、心から自信を持って笑えるようになることが最大の価値です。理想の輪郭と自信に満ちた笑顔を手に入れるために、まずは信頼できる矯正歯科医に相談し、最初の一歩を踏み出してみませんか。

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

近藤 光 | Kondo Hikaru
東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。

 

【所属】

 

【略歴】

 

港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科

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住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
TEL:03-5544-9426