短期間で効果を実感!インビザライン治療の平均期間とは|赤坂 歯医者|赤坂B&S歯科・矯正歯科|平日・土曜19時まで診療

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短期間で効果を実感!インビザライン治療の平均期間とは|赤坂 歯医者|赤坂B&S歯科・矯正歯科|平日・土曜19時まで診療

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短期間で効果を実感!インビザライン治療の平均期間とは

短期間で効果を実感!インビザライン治療の平均期間とは 港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。

歯並びを整えたいけれど、従来のワイヤー矯正は目立つのが気になる、治療期間が長そうとためらっている方も多いのではないでしょうか。透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置のインビザラインは、そのようなお悩みを抱える方にとって魅力的な選択肢です。しかし、いざ治療を検討すると「どれくらいの期間で終わるのだろう?」「仕事やプライベートに支障なく進められる?」といった疑問が浮かぶかもしれません。この記事では、インビザライン治療の平均的な期間から、期間が変動する具体的な理由、そして治療を計画通りに進めるための実践的な方法までを詳しく解説します。理想の歯並びを短期間で手に入れるためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

インビザライン治療の平均的な期間は?

インビザライン矯正の治療期間は、多くの患者さんが気にするポイントの一つです。一般的に、インビザラインの平均的な治療期間は全体で約1年から2年程度とされています。これは、ティーンから成人の方まで、幅広い年齢層における目安の期間です。

しかし、この期間はあくまで平均値であり、個人の歯並びの状態、年齢、そして治療計画の内容によって大きく変動します。例えば、12歳以下の比較的軽度な症例では6ヶ月から18ヶ月で完了する場合もありますし、より複雑な症例では2年を超えることも珍しくありません。

ご自身の具体的な治療期間を知るためには、歯科医師による精密な検査と診断が不可欠です。デジタルシミュレーションによって治療計画が立てられ、そこでおおよその期間が提示されます。治療期間に影響を与える要因は多岐にわたるため、一概に「これくらい」と言い切ることは難しいと理解しておくことが大切です。

【症例別】インビザライン治療期間の目安

インビザライン治療の期間は、患者さんの歯並びの状態によって大きく異なります。ここでは、主な症例ごとの治療期間の目安をご紹介します。

まず、前歯の軽度のズレや隙間、わずかなデコボコなど、「軽度の症例」の場合、治療期間は3ヶ月から6ヶ月程度で完了することが期待できます。動かす歯の数が少なく、移動距離も短いため、比較的短期間で理想の歯並びに近づけることが可能です。

次に、奥歯の噛み合わせを含む歯列全体の改善が必要な「中程度の症例」では、6ヶ月から24ヶ月が治療期間の目安となります。全体的に歯を動かす必要があるため、軽度の症例よりは時間がかかりますが、多くのケースがこの範囲で治療を終えられます。

最後に、抜歯が必要な重度の出っ歯や受け口、ガタガタの歯並び(重度不正咬合)といった「重度の症例」では、18ヶ月以上の治療期間を要し、場合によっては2年を超えることもあります。抜歯によって大きなスペースを作り、そこに歯を大きく移動させる必要があるため、非抜歯の症例に比べて治療が複雑になり、時間がかかる傾向にあります。

歯を動かす「矯正期間」と歯並びを固定する「保定期間」

インビザライン治療は、大きく分けて「矯正期間」と「保定期間」の二つの段階で構成されます。これらの期間を理解することは、治療全体をスムーズに進める上で非常に重要です。

「矯正期間」とは、アライナー(マウスピース)を装着して実際に歯を動かす期間を指します。この期間中、患者さんは歯科医師の指示に従い、通常1週間から2週間ごとに新しいアライナーに交換していきます。インビザライン矯正では、アライナー1枚あたりで0.2mmから0.25mm程度歯を動かすように精密に計画されており、これを繰り返すことで徐々に歯が理想の位置へと移動します。この段階では、マウスピースの適切な装着時間が治療の成否を大きく左右します。

「保定期間」は、矯正期間が終了し、歯並びが整った後に、その状態を維持するために非常に重要な期間です。歯は顎の骨の中で新しい位置に移動したばかりのため、元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こしやすい状態にあります。この後戻りを防ぐために、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着します。保定期間は、矯正期間と同程度、あるいはそれ以上の期間が必要となることが多く、歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着し続けることが、長期的な安定した歯並びを保つ鍵となります。

なぜ?インビザライン治療が計画より長引く5つの原因

インビザライン治療は精密な治療計画に基づき進められますが、ときには当初の予定よりも治療期間が長引いてしまうことがあります。これは、シミュレーション通りに歯が動かない、あるいは予期せぬ口内トラブルが発生するなど、患者さんの行動や口腔内の状況、さらには治療計画自体の微調整など、さまざまな要因が複雑に関係しているためです。このセクションでは、インビザライン治療が計画より長引いてしまう主な原因について詳しく解説していきます。

マウスピースの装着時間が不足している

インビザライン治療が計画通りに進まない最も大きな原因の一つに、マウスピースの装着時間不足が挙げられます。インビザラインのマウスピースは、1日22時間以上の装着が推奨されています。この「1日22時間」という時間は、歯に継続的に適切な力を加え、計画された通りに歯を動かすために非常に重要な要素です。

装着時間が不足すると、歯に十分な矯正力が伝わらず、歯の移動が遅れてしまいます。その結果、次のマウスピースに交換した際に、歯とマウスピースの間に隙間が生じてうまく適合しなくなることがあります。このようなズレが生じると、治療計画の修正が必要となり、結果的に治療期間が延長されてしまうことにつながります。ご自身の努力と自己管理が、治療の成功と期間に直結することを意識していただくことが大切です。

虫歯や歯周病など口内トラブルが発生した

インビザライン治療中に虫歯や歯周病といった口内トラブルが発生すると、その治療が優先されるため、矯正治療を一時的に中断せざるを得ない場合があります。これは、虫歯や歯周病を放置したまま矯正治療を続けると、口内環境の悪化を招き、より深刻な問題を引き起こす可能性があるためです。

マウスピースを装着している間は、歯がマウスピースで覆われているため、唾液による自浄作用が働きにくくなります。そのため、適切な口腔ケアを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。治療をスムーズに進めるためには、日頃から徹底した歯磨きとフロスの使用を心がけ、口内環境を清潔に保つことが非常に重要です。

抜歯が必要な複雑な症例だった

抜歯を伴うような複雑な症例の場合、インビザライン治療の期間が長くなる傾向にあります。これは、歯を大きく移動させるためのスペースを確保するために抜歯を行う必要があり、そのスペースを埋めながら歯を理想的な位置に動かすには、非抜歯の症例よりも多くの時間と精密な歯の移動が必要となるためです。

特に、奥歯を含む歯列全体のバランスを考慮しながら再構築が必要なケースでは、歯の移動距離が長くなり、治療計画もより複雑で長期にわたることが一般的です。ご自身の歯並びの状況によって期間が異なることをご理解いただくことで、治療への不安を軽減できるかと思います。

治療計画の修正(リファインメント)が必要になった

インビザライン治療では、事前にクリンチェックと呼ばれるデジタルシミュレーションを作成し、歯の動きを予測します。しかし、実際の歯の動きがシミュレーションとわずかに異なる場合や、より理想的な噛み合わせや見た目を追求するために、治療の途中で「リファインメント(治療計画の修正)」が必要となることがあります。

リファインメントとは、これまでの治療で生じた歯の動きのズレを補正したり、さらに細かい調整を行ったりするために、追加でマウスピースを作製し直すことです。これは治療の失敗ではなく、より精密で満足度の高い治療結果を目指すための重要な過程です。リファインメントが必要になると、その分のマウスピースの作製期間や装着期間が追加されるため、結果として治療期間が延長されることになります。

マウスピースの紛失・破損

インビザライン治療中にマウスピースを紛失したり、破損してしまったりすることも、治療期間が長引く原因となります。マウスピースは一人ひとりの歯に合わせてオーダーメイドで作製されているため、失くしてしまったり壊してしまったりすると、すぐに新しいものを用意することはできません。

万が一、マウスピースを紛失・破損してしまった場合は、速やかに歯科医院に連絡することが大切です。歯科医師の指示に従い、一つ前のマウスピースを装着して次のマウスピースが届くのを待つか、または新しいマウスピースを再作製する手配をすることになります。いずれの場合も、その期間は治療が一時的に中断することになるため、結果として治療期間が延長されてしまいます。日常でのマウスピースの取り扱いには十分ご注意ください。

インビザライン治療を短期間で終えるためのポイント

インビザライン治療を計画通りに進め、可能な限り短期間で理想の歯並びを手に入れたいと考える方は多いのではないでしょうか。治療期間は歯科医師が立てる綿密な計画だけでなく、日々の自己管理が大きく影響します。このセクションでは、患者さん自身が実践できる具体的なポイントをご紹介します。これらのコツを実践することで、スムーズな治療進行が期待でき、目標とする期間内で治療を終えられる可能性が高まります。

1日22時間以上の装着時間を厳守する

インビザライン治療を計画通りに進める上で、最も重要と言えるのがマウスピースの装着時間を厳守することです。歯科医師からは1日22時間以上の装着が推奨されますが、これは歯に持続的な力をかけ、計画された方向に効率良く動かすために不可欠な時間だからです。装着時間が短くなると、歯の動きが遅れ、次のマウスピースが歯にうまくフィットしなくなるなど、治療計画に狂いが生じる原因となります。

食事と歯磨きの時間以外は、可能な限りマウスピースを装着し続けることが重要です。毎日の積み重ねが治療結果と期間に直結するため、自己管理を徹底することで、モチベーションを維持しながら治療をスムーズに進めることができます。

マウスピースの交換時期と通院頻度を守る

インビザライン治療では、歯科医師から指示されたマウスピースの交換タイミングと、定期的な通院頻度を守ることが非常に大切です。マウスピースを自己判断で早く交換したり、交換を忘れたりすることは、歯の動きに悪影響を及ぼし、計画からのずれを生じさせる原因となります。指示通りのサイクルで交換することで、歯は無理なく段階的に移動し、効率的に矯正が進みます。

また、定期的な通院は、歯の動きが計画通りに進んでいるかを確認し、もし問題があれば早期に対処するために不可欠です。予約を守り、指示された通りに通院することで、歯科医師が治療の進行状況を正確に把握し、必要に応じて微調整を行うことができます。結果的に、これらの行動が治療期間の短縮につながります。

アライナーチューイーを正しく使用する

インビザライン治療には、「アライナーチューイー」という補助具があります。これは、マウスピースを歯にしっかりと密着させる、つまり「フィットさせる」ための重要なアイテムです。マウスピースが歯にきちんと密着していなければ、計画された矯正力が歯に正確に伝わらず、歯が効率的に動かなくなってしまいます。

新しいマウスピースに交換した際や、長時間マウスピースを外した後に再装着する際などに、アライナーチューイーを数分間しっかり噛むことで、マウスピースが歯列にぴったりと密着します。このひと手間を加えることで、歯の動きが促進され、より効果的に治療を進めることが可能になります。

口腔ケアを徹底し、口内環境を清潔に保つ

インビザライン治療期間中に、虫歯や歯周病などの口内トラブルが発生すると、その治療が優先されるため、矯正治療が中断し期間が延長する原因となります。マウスピースを装着している間は、唾液による自浄作用が働きにくくなるため、トラブルのリスクが高まります。

これを防ぐためには、毎食後の丁寧な歯磨きと、フロスや歯間ブラシを使った徹底的な口腔ケアが不可欠です。また、マウスピース自体も専用の洗浄剤や歯ブラシで清潔に保つ必要があります。口内と装置の両方を清潔に保つことで、トラブルを未然に防ぎ、治療をスムーズに進めることができます。

歯並びによっては部分矯正を検討する

もし、歯並び全体ではなく、前歯のわずかなガタつきや隙間など、特定の箇所だけを改善したいと考えているのであれば、部分矯正を検討することも治療期間を短縮するための一つの選択肢となります。部分矯正は、気になる一部の歯だけを対象とするため、全体の矯正に比べて動かす歯の数が少なく、移動距離も短くなります。

そのため、治療期間は数ヶ月から1年以内と大幅に短縮され、費用も抑えられる可能性があります。ただし、部分矯正が適しているのは、奥歯の噛み合わせに大きな問題がなく、見た目の改善が主な目的である場合に限られます。ご自身の歯並びが部分矯正の対象となるかどうかは、必ず歯科医師に相談し、診断を受けるようにしてください。

インビザライン治療開始から完了までの流れ

インビザライン治療を検討されている方にとって、実際に治療がどのように進むのかは、大きな関心事ではないでしょうか。ここでは、初回のカウンセリングから、歯並びが整った後の保定期間に至るまで、インビザライン治療の全工程を時系列に沿ってご紹介します。各ステップで何が行われるのかを具体的に知ることで、治療への理解が深まり、抱えている不安が軽減されることでしょう。

1. カウンセリング・相談

インビザライン治療の最初のステップは、歯科医院でのカウンセリングと相談です。この段階では、患者様ご自身の歯並びに関するお悩みや、治療を通じてどのような口元になりたいかといったご希望を歯科医師に詳しくお伝えいただきます。治療期間や費用、見た目に関する懸念など、どんな小さなことでも構いませんので、遠慮なくご相談ください。

歯科医師は、お口の中を視診し、インビザライン治療がご自身の症状に適しているかどうかを簡易的に判断します。また、インビザライン治療の全体的な流れや、おおよその費用、そして治療期間の目安などについて説明を行います。この段階で疑問点を解消し、治療への理解を深めることが大切です。

2. 精密検査と治療計画のシミュレーション

カウンセリングでインビザライン治療を希望された場合、次に精密検査を行います。精密検査では、歯や顎の状態を詳しく把握するために、レントゲン撮影や顔・口の中の写真撮影を行います。さらに、iTero(アイテロ)などの3D光学スキャナーを用いて、お口の中をスキャンし、精密な歯型データを採取します。

これらのデータは、インビザライン独自の治療計画ソフトウェアである「クリンチェック」に入力されます。クリンチェックでは、採取したデータをもとに、現在の歯並びから最終的な理想の歯並びへと、歯がどのように段階的に動いていくのかを3D動画で視覚的に確認できます。治療が始まる前に、歯がどのように変化し、最終的にどのような口元になるのかを具体的にイメージできる点は、インビザライン治療の大きな特徴であり、患者様と歯科医師が治療のゴールを共有するために非常に重要なプロセスです。

3. マウスピースの作製と治療開始

精密検査とクリンチェックによるシミュレーションで治療計画が確定すると、そのデータに基づいて、治療に必要なすべてのアライナー(マウスピース)が海外の専門施設で一括してオーダーメイドで作製されます。マウスピースがクリニックに届いた後、いよいよ治療が開始されます。

初回のマウスピースを装着する来院時には、歯科医師からマウスピースの適切な装着方法や取り外し方、日常的なケア方法、そして食事や歯磨きの際の注意点など、具体的な指導を受けます。また、歯の動きをより効率的にするために、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を設置する場合があります。これは、マウスピースが歯をより確実に動かすための補助装置のようなものです。

4. 定期的な通院と経過観察

インビザライン治療期間中は、通常1〜3ヶ月に1回程度の頻度で定期的に歯科医院に通院していただきます。この定期的な通院の主な目的は、歯科医師が歯の動きが治療計画通りに進んでいるかを確認し、必要に応じて微調整を行うことです。

通院時には、マウスピースの適合状態の確認や、歯と歯の間にわずかなスペースを作るためのIPR(Inter Proximal Reduction:歯の側面をわずかに削る処置)などの処置が行われることもあります。これらの診察や処置を通じて、治療が順調に進んでいるかをチェックし、次のステップへと確実に進めていくことが、計画通りの治療完了には不可欠です。

5. 保定期間(後戻りを防ぐ)

すべてのアライナーを使い終え、理想の歯並びが達成された後も、インビザライン治療は完了ではありません。次に「保定期間」という非常に重要な最終段階に入ります。歯を動かしたばかりの状態は、まだ周囲の骨や歯周組織が不安定なため、元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こしやすい特徴があります。

この後戻りを防ぎ、整った歯並びを安定させるために、「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着する必要があります。リテーナーの装着時間は、治療直後は長時間(食事と歯磨き以外)ですが、徐々に夜間のみの装着へと移行していきます。この保定期間は、治療後の美しい歯並びを生涯にわたって維持するために不可欠であり、歯科医師の指示に従い、根気強くリテーナーを装着し続けることが非常に重要になります。

インビザライン治療期間に関するよくある質問

インビザライン治療の期間に関して、多くの患者さんが抱く疑問について、これまでの解説を踏まえながら簡潔に回答していきます。

ワイヤー矯正と比べて治療期間は早いですか?

インビザラインとワイヤー矯正のどちらが治療期間が早いかは、一概には言えません。なぜなら、治療期間は装置の種類よりも、患者さんの歯並びの複雑さや、どのような治療目標を設定するかによって大きく左右されるからです。

しかし、インビザラインはデジタル技術を用いて精密な治療計画を立てられるため、症例によっては非常に効率的に歯を動かすことが可能です。そのため、特に軽度から中程度の症例においては、ワイヤー矯正よりも短期間で治療が完了するケースも少なくありません。

一方で、抜歯が必要となるような非常に複雑な症例や、骨格的な問題が大きいケースでは、ワイヤー矯正の方が早く治療を進められる場合もあります。歯科医師が歯の動きを直接細かく調整できるワイヤー矯正の特性が、そういった難症例で優位に働くことがあるためです。ご自身の歯並びに最適な治療法と期間については、必ず専門の歯科医師に相談し、診断を受けることが大切です。

前歯だけの部分矯正ならもっと早く終わりますか?

はい、前歯だけの部分矯正は、全体の歯並びを矯正する場合と比較して、治療期間が大幅に短縮される傾向にあります。

部分矯正では、気になる前歯など、動かす歯の本数が少なく、移動させる距離も短いことが特徴です。そのため、数ヶ月から1年以内という短期間で治療が完了することが期待できます。しかし、この治療法が適しているのは、奥歯の噛み合わせに大きな問題がなく、主に前歯の見た目を改善したい場合に限られます。部分矯正が可能かどうかは、歯科医師による精密な診断が必要です。

治療期間を早めるための特別な方法はありますか?

インビザライン治療の期間を短縮するための特別な方法として、「加速矯正装置」の利用が挙げられます。これは、光や振動といった物理的な刺激を歯や歯周組織に与えることで、細胞の代謝を活性化させ、歯の移動を促進する効果が期待される装置です。例えば、「PBMヒーリング」や「オルソパルス」といったものがこれにあたります。

また、アライナー(マウスピース)の素材の進化により、歯科医師の厳密な管理のもとで、マウスピースの交換頻度を早めるプロトコルも登場しています。通常1〜2週間ごとの交換サイクルを、1週間に短縮することで、全体的な治療期間の短縮を目指すものです。

ただし、これらの加速矯正装置の導入や交換頻度の短縮には、追加費用が発生する場合があり、またすべての患者さんに適用できるわけではありません。ご自身の治療計画に組み込めるかどうか、効果やリスクを含めて、必ず担当の歯科医師と十分に相談することが重要です。

まとめ:治療期間を理解し、計画的に理想の歯並びを目指しましょう

ここまでインビザライン治療の平均期間や、期間が長引いてしまう原因、そして治療をスムーズに進めるためのポイントについて詳しく見てきました。インビザライン治療の期間は、一般的に1年から2年程度が目安とされていますが、これはあくまで平均的な数字です。実際には、患者様お一人お一人の歯並びの状態や、治療への協力度合いによって大きく変動するものです。

特に、マウスピースの装着時間をしっかり守ること、日々の丁寧な口腔ケアを徹底すること、そして定期的な通院を欠かさないことが、治療を計画通りに進め、理想の歯並びへと導くための非常に重要な鍵となります。ご自身の努力が治療結果と期間に直結することを意識し、前向きに取り組んでいきましょう。

ご自身の歯並びがインビザライン治療でどのくらいの期間で改善できるのか、正確な情報を知るためには、やはり専門家である歯科医師による診断が不可欠です。まずは気軽に歯科医院のカウンセリングを受けてみて、ご自身の状況に合った治療計画や期間について相談してみてはいかがでしょうか。理想の笑顔を手に入れるための一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

近藤 光 | Kondo Hikaru
東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。

 

【所属】

 

【略歴】

 

港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科

赤坂B&S歯科・矯正歯科
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
TEL:03-5544-9426