港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。
ワイヤー矯正中の歯磨きは、「面倒」「時間がかかる」と感じていませんか?特に忙しい毎日の中で、装置に挟まる食べ物や磨き残しに悩まされ、ついついケアを怠りがちになる方も多いのではないでしょうか。しかし、ワイヤー矯正を成功させるためには、毎日の丁寧な歯磨きが不可欠です。この記事では、そんなお悩みを抱えるあなたのために、たった5分で完了する効率的かつ正しい歯磨きの手順をご紹介します。歯磨きの重要性から、具体的なステップ、矯正中を快適にする便利なケアグッズ、さらにはシーン別のケア方法まで、ワイヤー矯正中の口腔ケアに関する疑問や不安を解消できる内容です。
ワイヤー矯正中の歯磨きは面倒?5分でできるなら続けられる!
ワイヤー矯正中の歯磨きは、多くの患者さんにとって時間と手間がかかる作業であり、「面倒だな」と感じるのも無理はありません。ワイヤーやブラケットといった装置が口内にあることで、食べ物が詰まりやすくなったり、歯ブラシが届きにくい「死角」が増えたりするため、矯正前と同じように磨いてもなかなかきれいになりません。人前で口元を気にしてしまう口臭や、装置の刺激による口内炎など、矯正経験者ならではの具体的な悩みを抱えている方も多いことでしょう。
こうした日々のケアの負担は、モチベーションの低下にも繋がりかねません。しかし、ご安心ください。本記事でご紹介する「5分でできるケア」は、忙しい毎日の中でも無理なく続けられる実践的な方法です。たった5分という短い時間で、効果的に口腔内を清潔に保つことができるため、毎日の負担を大幅に軽減しながらも、矯正治療をスムーズに進めることが可能です。
この時短ケアを習慣にすることで、磨き残しによるトラブルを減らし、清潔で健康な口内環境を維持できます。もう「歯磨きが面倒だから」と諦める必要はありません。5分間の効果的なケアで、美しい歯並びへの道のりを快適に、そして確実に歩んでいきましょう。
なぜワイヤー矯正中の歯磨きは重要なのか?
ワイヤー矯正中は、歯並びを整えるだけでなく、虫歯や歯周病といったお口のトラブルを防ぐためにも、普段以上に丁寧な歯磨きが不可欠です。装置が装着されている状態では、どうしても歯ブラシが届きにくい部分ができやすく、汚れが溜まりやすくなってしまいます。このセクションでは、なぜワイヤー矯正中の歯磨きが治療の成功を左右するほど重要なのか、その理由を深く掘り下げていきます。歯磨きを怠ってしまった場合に起こりうる「虫歯や歯周病のリスク増加」「口臭や口内炎の原因」「治療期間の延長」という3つの具体的なデメリットについて、これから詳しく解説していきます。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットという小さな装置を接着し、それにワイヤーを通して歯を動かしていきます。このブラケットやワイヤーの周囲は、まさに「死角」となりやすく、歯ブラシの毛先が届きにくいため、食べかすや歯垢(プラーク)が非常に溜まりやすい環境です。磨き残しが蓄積すると、そこから虫歯菌や歯周病菌が繁殖し、通常の状態よりも虫歯や歯周病になるリスクが格段に高まります。
特に注意が必要なのは、ブラケットの周りにできた虫歯です。ブラケットの下で虫歯が進行してしまった場合、虫歯治療のために一度ブラケットを外す必要が出てきます。これは矯正治療の中断を意味し、治療計画に大きな影響を与え、結果的に治療期間が延びてしまう原因にもなりかねません。毎日の丁寧な歯磨きで、これらのリスクをしっかりと回避することが大切です。
口臭や口内炎の原因になる
歯磨きが不十分で歯や装置に食べかすや歯垢が残ってしまうと、それが口臭の直接的な原因となります。お口の中に残った食べかすは細菌によって分解され、その際に不快な臭いを発生させるからです。特にワイヤー矯正中は、食べ物が装置に詰まりやすいため、意識的にケアをしないとすぐに口臭が気になる状態になってしまいます。
また、口腔内が不衛生な状態だと、口内炎もできやすくなります。矯正装置が粘膜に当たる刺激だけでも口内炎は発生しやすいものですが、そこに細菌が繁殖した不潔な環境が加わると、口内炎が悪化したり、治りにくくなったりすることがあります。清潔な環境を保つことは、口臭の予防はもちろん、快適な矯正生活を送る上でも非常に重要です。
治療期間が延びてしまう可能性も
口腔ケアを怠ることで生じる最も大きなデメリットの一つは、矯正治療期間が延びてしまう可能性があることです。例えば、歯磨き不足が原因で重度の歯肉炎や複数の虫歯が発生してしまった場合、これらの一般的な歯科治療を優先するために、矯正治療を一時中断せざるを得なくなります。
矯正治療が中断されると、その分、装置が装着されている期間が長くなり、当初の予定よりも治療が大幅に長引くことになります。場合によっては、追加の費用が発生することもあります。日々の丁寧な口腔ケアは、単に清潔さを保つだけでなく、矯正治療を計画通りに、そしてスムーズに完了させるための最短ルートであることを理解し、実践していきましょう。
【実践】5分で完了!ワイヤー矯正中の歯磨き時短マニュアル
ワイヤー矯正中の歯磨きは、慣れないうちは時間がかかり、磨き残しも気になりがちですよね。しかし、ここで紹介する5分間の効率的なステップを実践すれば、磨き残しを防ぎながら口腔内を清潔に保つことができます。各ステップにかける時間の目安も示しますので、「本当に5分で終わるの?」という疑問も解消されるでしょう。鏡を見ながらひとつひとつのステップを丁寧に行うことで、より確実に汚れを落とせるようになります。
ステップ1:まずはうがいで大きな汚れをオフ(30秒)
歯磨きを始める前に、まずはコップ1杯程度の水で口をしっかりゆすぎましょう。このたった30秒のひと手間で、歯やブラケット、ワイヤーに付着した大きな食べかすを洗い流すことができます。ぶくぶくと口の中で水流を作るように強めにゆすぐことで、ワイヤーの隙間に入り込んだ食べ物もある程度除去され、その後の歯ブラシでの清掃効率が格段に上がります。
ステップ2:歯ブラシで歯の表面とワイヤー周りを磨く(2分)
次に、通常の歯ブラシを使って歯の表面全体と、特に汚れがたまりやすいワイヤーの周囲を丁寧に磨いていきます。このステップでは、歯ブラシの当て方が非常に重要です。ただゴシゴシ磨くのではなく、これから解説するワイヤーの上側と下側、そして歯と歯茎の境目を意識した磨き方を実践しましょう。
ワイヤーの上側と下側を磨く
ワイヤーの上側を磨く際は、歯ブラシを斜め45度上向きに傾け、毛先をワイヤーの上の隙間に差し込むようにして、小刻みに動かします。次にワイヤーの下側を磨く際は、歯ブラシを斜め45度下向きに傾け、毛先をワイヤーの下の隙間に差し込むようにして、こちらも小刻みに動かしましょう。歯を1本1本丁寧に磨くイメージで、力を入れすぎずに優しくブラッシングすることが大切です。この磨き方を実践することで、ワイヤーと歯の間の汚れを効率的に除去できます。
歯と歯茎の境目を意識する
歯周病予防のためには、歯と歯茎の境目(歯頸部)を意識して磨くことが不可欠です。ここでも歯ブラシを45度の角度で歯茎に優しく当て、毛先が歯周ポケットに入り込むように小刻みに動かして汚れをかき出します。力を入れすぎると歯茎を傷つけてしまい、出血や炎症の原因になることがあるため、軽い力で優しく丁寧に磨きましょう。
ステップ3:タフトブラシでブラケット周りを集中ケア(1分30秒)
通常の歯ブラシでは届きにくい、ブラケットの周りやワイヤーの下は、最も歯垢が残りやすい場所です。そこで活躍するのが、毛先が小さく尖ったタフトブラシです。このタフトブラシを使うひと手間を加えることで、虫歯のリスクを大幅に低減することができます。ブラケット一つ一つを丁寧に磨き、磨き残しゼロを目指しましょう。
ブラケットの周りを円を描くように磨く
タフトブラシは、ブラケットの輪郭に沿って、くるくると円を描くように動かして磨きます。ブラケットの側面や上下の溝など、あらゆる角度から毛先を当て、付着した歯垢を徹底的に除去するイメージで丁寧にケアしましょう。ブラケットと歯の間の小さな隙間に毛先をしっかりと入れ込むことがポイントです。
奥歯など届きにくい場所をピンポイントで磨く
タフトブラシは、ブラケット周りだけでなく、奥歯の裏側や歯が重なっている部分など、通常の歯ブラシではヘッドが大きすぎて届きにくい場所の清掃にも非常に有効です。小さく細いヘッドを活かして、ピンポイントで汚れをかき出すように磨くことで、普段見落としがちな部分の磨き残しも防ぐことができます。
ステップ4:歯間ブラシ・フロスで歯と歯の間を仕上げる(1分)
虫歯の多くは歯と歯の間から発生するため、このステップは非常に重要です。ワイヤーが邪魔をして通常のフロスは使いにくいですが、専用の道具を使えば問題なくケアできます。歯間ブラシやデンタルフロスを上手に活用して、歯磨きの最終仕上げを行いましょう。
ワイヤーの下にフロスを通す方法
ワイヤー矯正中でもデンタルフロスを使用するには、「フロススレッダー」という糸通しのような器具を使うか、先端が硬くなっている矯正用のフロス(スーパーフロスなど)を使うと便利です。フロススレッダーを使う場合は、まずフロスをスレッダーの穴に通し、スレッダーの先端をワイヤーの下に通してフロスを引っ張り出します。フロスをワイヤーの下に通したら、歯の側面に沿わせてゆっくりと上下に動かし、歯と歯の間の汚れを丁寧に取り除きましょう。
歯間のサイズに合った歯間ブラシを選ぶ
歯間ブラシはフロスよりも手軽に使える場合が多く、特にワイヤー矯正中におすすめです。自分の歯間の隙間に合ったサイズの歯間ブラシを選ぶことが非常に重要で、無理に太いものを挿入すると歯茎を傷つける可能性があるため注意しましょう。どのサイズを選べば良いか迷う場合は、かかりつけの歯科医院で相談することをおすすめします。ワイヤーの下からだけでなく、歯茎側からも挿入して清掃することで、より効果的に歯間の汚れを除去できます。
歯磨きの時短と質を高める!おすすめ便利グッズ4選
ワイヤー矯正中の歯磨きは、慣れないうちは手間や時間がかかると感じやすいものです。しかし、正しい手順に加えて、いくつか便利なグッズを活用することで、日々のケアを格段に効率的かつ効果的に行えます。これらのアイテムは、ただ時間を短縮するだけでなく、磨き残しを減らし、口腔内を清潔に保つための強い味方となります。
本セクションでは、これまでご紹介した基本的な歯磨きマニュアルで登場したグッズを含め、ワイヤー矯正中の口腔ケアを「もっと楽に、もっと完璧に」するための4つのおすすめ便利グッズを詳しくご紹介します。これらのグッズを上手に取り入れることで、5分間の歯磨きケアの質をさらに高め、「面倒」という気持ちを解消しながら、健康な歯と口元を維持できるようになります。
日々のケアの負担を軽減し、矯正治療をスムーズに進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
タフトブラシ(ワンタフトブラシ)
タフトブラシは、その小さな毛先が特徴の歯ブラシで、ワイヤー矯正中の口腔ケアには欠かせないアイテムです。通常の歯ブラシでは届きにくい、ブラケットの隙間やワイヤーの周辺、そして奥歯の裏側や歯が重なり合っている部分など、「磨きにくい場所」をピンポイントで清掃するのに非常に優れています。
このタフトブラシを使うことで、食べかすや歯垢(プラーク)が溜まりやすい部分を効率的に磨き上げることができ、虫歯や歯周病のリスクを大幅に低減できます。毛の硬さには「ふつう」や「やわらかめ」といった種類がありますので、矯正装置が当たって痛みを感じやすい方や、歯茎がデリケートな方は「やわらかめ」を選ぶとよいでしょう。
歯間ブラシ
歯と歯の間は、虫歯の発生リスクが高い部位の一つであり、ワイヤー矯正中は特に食べかすが詰まりやすい場所です。そこで活躍するのが歯間ブラシです。ワイヤー矯正中はデンタルフロスが使いにくい場合も多いため、歯間ブラシは手軽に歯間の汚れを除去できる有効な手段となります。
歯間ブラシには、前歯に適した「I字型」と、奥歯に届きやすい「L字型」があります。ご自身の歯の部位や、歯間の隙間の広さに合わせて使い分けることが大切です。また、最も重要なのはご自身の歯間に合ったサイズの歯間ブラシを選ぶことです。無理に太いブラシを挿入すると、歯茎を傷つけたり、歯間の隙間を広げてしまったりする可能性があるため注意が必要です。適切なサイズの選び方に迷った際は、かかりつけの歯科医院で相談することをおすすめします。
矯正用歯ブラシ(山型・谷型)
矯正治療を受けている方のために開発された特殊な形状の歯ブラシが、矯正用歯ブラシです。代表的なものに、中央の毛が短く両端が長い「谷型(U字カット)」や、中央の毛が長い「山型(V字カット)」があります。
これらの歯ブラシは、ブラケットやワイヤーが装着された歯の表面にフィットしやすいように設計されており、効率的に汚れを落とすことが可能です。特に谷型歯ブラシは、中央の凹んだ部分がブラケットをまたぐように設計されているため、ワイヤーの上側と下側を同時に磨きやすく、通常の歯ブラシと比べてブラケット周りの清掃効果を高められます。こうした専用の歯ブラシを活用することで、日々のブラッシングの質を向上させ、磨き残しを減らすことができます。
ジェットウォッシャー(口腔洗浄器)
ジェットウォッシャー(口腔洗浄器)は、強力な水流を使って歯や矯正装置の汚れを洗い流す補助的な清掃器具です。歯ブラシではなかなか届きにくいブラケットの隙間やワイヤーの周辺に詰まった食べかす、さらには歯周ポケットの汚れまでを効果的に除去できます。
特に、矯正装置が複雑な構造をしているため食べ物が挟まりやすい方にとっては、ジェットウォッシャーは非常に有効なアイテムとなるでしょう。しかし、ジェットウォッシャーはあくまでも補助的な清掃用具であり、歯垢(プラーク)を完全に除去するものではありません。そのため、必ず歯ブラシによる丁寧なブラッシングと併用することが重要です。特に、時間をかけて念入りにケアできる夜の歯磨きに取り入れるのがおすすめです。
【シーン別】ワイヤー矯正中の歯磨き・口腔ケア
ワイヤー矯正中は、装置による不便さから、毎食後に完璧な歯磨きを継続するのが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。特に忙しい朝や昼食後、あるいは外出先では、十分なケアの時間を確保できないこともありますよね。このセクションでは、そんな状況でも口腔内を清潔に保ち、効率的にケアを進めるための工夫をシーン別にご紹介します。
生活スタイルに合わせた賢いケア方法を知ることで、歯磨きに対する心理的な負担を軽減し、矯正治療をより快適に進めることができるでしょう。優先順位をつけて効率的にケアを行うことで、無理なく美しい口元を目指せます。
時間がない朝や昼食後の時短ケア
仕事前の忙しい朝や、昼食後の短い休憩時間など、歯磨きに十分な時間をかけられない場面は少なくありません。そんな時には、完璧を目指すのではなく「最低限の汚れを確実に除去する」ことを目標にしましょう。まずは、しっかり水で口をゆすぐことで、大きな食べかすを洗い流します。
その上で、タフトブラシを使ってブラケットの周囲だけを重点的に磨いてください。タフトブラシは毛先が小さく、ブラケットの隙間に溜まった食べかすや歯垢をピンポイントで除去するのに非常に効果的です。この時短ケアであれば、2〜3分で完了し、次の歯磨きまでの間、口腔内をリセットできます。完璧なケアができなくても、大きな汚れを取り除くことで、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。
外出先で歯磨きができない時の対処法
外食後や外出先で歯磨きができない状況でも、口内を清潔に保つための応急処置はいくつかあります。最も手軽なのは、水で強く口をゆすぐことです。これだけでも、歯や装置に付着した食べかすをある程度洗い流すことができます。うがいをする際は、口の中でぶくぶくと水を動かし、ワイヤーやブラケットの隙間に入り込んだ汚れを出すように意識しましょう。
さらに効果を高めるためには、携帯用のマウスウォッシュや歯間ブラシをポーチに忍ばせておくのがおすすめです。化粧室などでマウスウォッシュを使用すれば、お口の中全体をすっきりとさせ、口臭の不安を和らげることができます。歯間ブラシは、食事中に歯と歯の間に挟まった食べかすをサッと取り除くのに便利です。これらのアイテムを活用することで、次の歯磨きまでの不快感を軽減し、人前での口元の不安を解消できるでしょう。
時間に余裕がある夜の念入りケア(5分+α)
1日の中でも、就寝前の歯磨きは最も重要なケアです。就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすい環境になるため、寝る前にしっかりと汚れを落としておくことが虫歯や歯周病予防に繋がります。基本の5分間マニュアルで紹介したステップを丁寧に行うことはもちろんですが、時間に余裕がある夜には「プラスアルファ」のケアを取り入れることで、さらに効果を高めることができます。
例えば、週に1〜2回、染め出し液(プラークチェッカー)を使って、自分の磨き残しの癖をチェックするのも良い方法です。染め出し液は、磨き残した歯垢を赤や紫に染めるため、どこが磨けていないのかを視覚的に確認できます。また、フッ素が高濃度で配合された洗口液で仕上げのうがいをすることで、歯の再石灰化を促し、虫歯予防効果をより一層高めることができるでしょう。夜の丁寧なケアが、健康な口腔環境と矯正治療のスムーズな進行を支えます。
ワイヤー矯正中の歯磨きに関するQ&A
ワイヤー矯正中の歯磨きは、慣れないうちは特に疑問や不安が尽きないものです。ここでは、皆さんが日々のケアで抱きがちな、より細かいお悩みや疑問をQ&A形式でまとめてみました。これまでの情報に加え、さらに踏み込んだヒントやアドバイスを提供することで、疑問や不安を解消できる情報をお届けします。このQ&Aを参考に、より快適で効果的な矯正生活を送っていただければ幸いです。
Q1. 歯磨きをすると痛い場合はどうすればいい?
矯正装置の調整直後や、装置を装着したばかりの頃は、歯が動くことによる痛みが生じることがあります。そのような痛みがある時に歯磨きをするのは辛いものですが、だからといって歯磨きを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。痛む場合は、まず毛先が非常に柔らかい「やわらかめ」の歯ブラシを選び、力を入れずに優しくブラッシングすることを心がけてください。特に痛みが強い時には、無理に奥まで磨こうとせず、見える範囲の汚れだけでも丁寧に除去するだけでも効果的です。また、痛みがある間は、硬いものを避け、おかゆやスープ、ゼリー飲料など、歯に負担の少ない柔らかい食事を選ぶのも良いでしょう。ただし、痛みが長期間続く場合や、歯茎から出血がひどい、腫れているなどの症状がある場合は、自己判断せずに必ずかかりつけの歯科医師に相談するようにしてください。
Q2. 電動歯ブラシは使っても大丈夫?
電動歯ブラシは、適切に使用すればワイヤー矯正中でも利用可能です。手用歯ブラシよりも効率的に歯垢を除去できる場合もありますが、いくつか注意点があります。電動歯ブラシの強い振動は、ブラケットが外れる原因になったり、矯正装置を傷つけたりする可能性があるため、使用する際は振動が穏やかな「やわらかめモード」に設定したり、「押し付け防止センサー」が付いている製品を選んだりすることをおすすめします。また、矯正装置専用に設計されたブラシヘッドが販売されているメーカーもありますので、ご自身の電動歯ブラシに対応しているか確認してみるのも良いでしょう。しかし、最も安全で確実なのは、使用を始める前にかかりつけの歯科医師に相談し、ご自身の矯正状況や装置に合わせたアドバイスを受けることです。
Q3. おすすめの歯磨き粉はありますか?
ワイヤー矯正中の歯磨き粉選びでは、虫歯予防効果の高いものを選ぶことが大切です。特に注目すべきは、歯の再石灰化を促進し、歯質を強化する「フッ素」が高濃度で配合されている歯磨き粉です。フッ素は、虫歯菌の活動を抑える効果も期待できるため、矯正中の虫歯リスクが高い時期には非常に有効です。一方で、研磨剤が多く含まれているタイプや、ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉は、ブラケットやワイヤーといった矯正装置を傷つけたり、装置を外した後に歯の色にムラができたりする可能性があるので避けた方が無難です。泡立ちが少ないジェルタイプの歯磨き粉は、泡で口の中がいっぱいになることがなく、磨いている箇所を目で確認しやすいというメリットがありますので、おすすめです。
Q4. 磨き残しがないか不安です…
「きちんと磨けているか自信がない」というお気持ちは、ワイヤー矯正中の方に共通の悩みかもしれません。磨き残しを防ぐためには、いくつかのセルフチェック方法を日常に取り入れるのがおすすめです。一つは、手鏡を使いながら、ブラケットの周りやワイヤーの下、歯と歯茎の境目などを、目で見て確認しながら磨くことです。目で見て汚れが残っていないか確認することで、磨き癖を意識しやすくなります。もう一つは、週に一度など定期的に「染め出し液(プラークチェッカー)」を使用することです。これは、磨き残した歯垢(プラーク)が赤や紫に染まる液体で、自分の磨き方の癖や、特に磨き残しやすい場所を客観的に把握できるという大きなメリットがあります。染め出し液でチェックした後は、色がついた部分を重点的に磨き、翌日からの歯磨きに活かすことで、徐々に磨き残しを減らしていくことができるでしょう。
まとめ:5分の時短歯磨きを習慣にして理想の口元へ
ワイヤー矯正中の歯磨きは、一見すると面倒で時間のかかる作業に思えるかもしれません。しかし、今回ご紹介した「たった5分で完了する正しい手順」と、それぞれのステップで活用できる便利グッズを組み合わせれば、誰でも無理なく日々のケアを習慣にできます。重要なのは、完璧を目指すことではなく、毎日継続することです。
毎日の丁寧なケアは、虫歯や歯周病といったトラブルを防ぐだけでなく、矯正治療をスムーズに進めるための最も重要な要素です。口内環境が良好に保たれていれば、治療計画に影響が出ることも少なく、結果的に理想の歯並びをより早く手に入れることにつながります。これは、単に見た目の美しさだけでなく、将来の口腔健康への大切な投資です。
5分間の時短歯磨きを毎日のルーティンに取り入れ、自信を持って輝ける口元を手に入れてください。矯正治療を通じて得られる美しい笑顔は、仕事や人間関係、そして何よりも自己肯定感を高める大きな力となるでしょう。このガイドが、矯正生活をより快適で前向きなものにする一助となれば幸いです。
少しでも参考になれば幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
近藤 光 | Kondo Hikaru東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。
【所属】
- 日本顎咬合学会
- 日本審美歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 日本メタルフリー学会
- 日本接着歯科学会
- 日本アライナー矯正研究会
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)
- 日本一般臨床矯正研究会
- OTEXE
- インディアナ大学歯学部矯正科認定医
【略歴】
- 東京歯科大学 卒業
- 医療法人社団歯友会赤羽歯科
- 同法人池袋診療所 入局
- 医療法人スマイルコンセプト
- 高田歯科インプラントセンター
- しんみ歯科
- 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
- デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
- 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
- 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
- レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
- 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科
『赤坂B&S歯科・矯正歯科』
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
TEL:03-5544-9426