赤坂インプラント専門治療ガイド
監修:赤坂B&S歯科･矯正歯科｜赤坂見附駅徒歩1分

抜歯後に治癒期間を設けずにインプラントを埋入する治療方法です。主に前歯のインプラント治療に適用し、治癒期間がなくなる分、治療全体の期間を短縮することができます。ケースによっては、治療後の見た目もきれいになるメリットがあります。

抜歯後、歯ぐきが治癒するまでの1～2ヵ月程度期間を空けてからインプラントを埋入する方法を抜歯早期埋入と言います。顎骨の量や厚みが少なくインプラントを安定して固定できない場合には、まずはソケットプリザベーションを行って骨を作ります。

抜歯後、歯ぐきや顎骨が治癒するまで半年程度待ってからインプラントを埋入する方法は抜歯待時埋入と呼ばれます。治癒してからインプラントを埋入しますが、症例によっては顎骨が不足していることもあるため、その場合はソケットプリザベーションで骨を新たに作ってからインプラントを埋入します。

歯ぐきが不足している箇所へ、自身の組織を移植する外科処置のことを指します。移植する組織は上皮性組織と結合性組織の2層であり、口蓋部分からドナーを切り出します。退縮した歯ぐきを増やすことができるため、インプラントが長持ちしやすく、見た目も改善します。

遊離歯肉移植術と同じく自身の組織を移植する方法であり、結合組織移植術では結合性組織のみドナーとします。組織を採取する難易度は高くなるものの、移植後は周囲の歯ぐきとの色の差が目立ちにくいため、審美性が求められる前歯部分などによく用いられます。

インプラント体の周囲の骨が足りない場合に用いられる骨造成方法であり、前歯から奥歯まで幅広く適用します。骨を新たに作りたい箇所に人工骨や骨補填材を入れ、人工の膜で包むことで骨の再生を促進させます。治療には数ヵ月ほどを要します。

骨造成の一種であり、骨が薄い上顎の奥歯部分を対象としています。歯ぐきと顎骨へ垂直方向に小さな穴を開けて、人工骨や骨補填材を流し込みます。比較的骨を作る量が少ない症例で用いられる方法であり、サイナスリフトより侵襲が少ない特徴を持ちます。

ソケットリフトと同じく、上顎の奥歯部分に骨を作る症例で用いられる骨造成です。歯ぐきと顎骨へ平行方向に穴を開け、上顎洞粘膜を剥がし、その空間へ骨補填材や人工骨を入れます。広い範囲に骨を作る場合に適している方法です。