港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。
インビザライン矯正中でも運動はできる!ただしルールを守ることが大切
インビザライン矯正を始められたばかりで、普段からスポーツを楽しまれている方は、「矯正中に運動を続けても大丈夫かな?」「マウスピースを付けたままスポーツができるのかな?」といった不安を感じるかもしれませんね。ご安心ください。基本的なルールと適切なケア方法を守れば、ほとんどの運動はインビザライン矯正中でも問題なく継続できます。矯正治療が、あなたの活動的なライフスタイルを制限するものではありません。
この記事では、インビザライン矯正中にスポーツを行う際の具体的な注意点や、運動の種類に応じたマウスピースの着脱の判断基準、さらには日々のケア方法まで、詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、ご自身のスポーツ習慣を安心して続けられるようになるだけでなく、万が一のトラブルへの対処法も把握できるようになります。インビザラインとスポーツを安全に両立させ、健康的な毎日を送りましょう。
【基本ルール】インビザライン矯正中に運動する際の4つの注意点
インビザライン矯正中に運動を続けるためには、いくつかの基本的なルールを守ることが大切です。これからご説明する「装着時間の遵守」「紛失・破損の防止」「水分補給の種類」「運動後のケア」の4つのポイントは、治療計画を順調に進めながら、安全にスポーツを楽しむための土台となります。これらのルールを理解しておくことで、ご自身の行っているスポーツにおいて、具体的にどう対処すべきかの判断基準が明確になるでしょう。
1. 1日20時間以上の装着時間を守る
インビザライン治療において、1日に20時間以上のマウスピース装着時間を守ることは、治療計画通りに歯を動かすために非常に重要です。この装着時間によって歯に適切な力が継続的に加わり、計画されたステップで効果的に歯が移動していきます。運動のためにマウスピースを外す時間は最小限に留めるよう心がけましょう。もし、長時間外さざるを得ない場合は、その日の他の時間帯で装着時間を調整するなど、トータルの装着時間を確保するための工夫が必要です。
短時間の軽い運動であれば、マウスピースを装着したままでも問題ないケースが多くあります。しかし、自己判断で長時間マウスピースを外してしまうと、歯の動きが停滞したり、計画通りの治療期間で終わらなかったりするリスクが高まります。治療をスムーズに進めるためにも、装着時間の管理は徹底してください。
2. マウスピースの紛失・破損に気をつける
運動中にマウスピースを一時的に外す際、紛失や破損のリスクが高まります。ポケットにそのまま入れたり、ティッシュに包んで置いたりすると、うっかり落としてしまったり、ごみと一緒に捨ててしまったり、あるいは圧力がかかって破損・変形してしまったりする原因となります。このようなトラブルを防ぐためには、必ず専用のケースに入れて保管する習慣をつけることが重要です。
特に、チームスポーツのベンチやジムのロッカーなど、普段と異なる環境でスポーツをする際は、置き忘れが起こりやすいため注意が必要です。使用後は必ずケースに戻すことを徹底しましょう。また、マウスピースは熱に弱いポリウレタン製であるため、夏の車内や直射日光が当たる場所に放置すると変形してしまう可能性があります。温度管理にも気を配ってください。
3. 運動中の水分補給は「水」を基本にする
運動中の水分補給に関して、マウスピースを装着したまま摂取して良いのは基本的に「水」のみです。スポーツドリンク、ジュース、お茶などには、糖分や酸、着色成分が含まれています。これらの飲み物をマウスピースをつけたまま摂取すると、マウスピースと歯の間にそれらの成分が長時間停滞してしまい、虫歯や歯のエナメル質が溶ける酸蝕症、さらには着色や口臭のリスクを急激に高める原因となります。
もし水以外の飲み物をどうしても摂取したい場合は、必ずマウスピースを外してから飲むようにしてください。それが難しい状況であれば、ストローを使って飲み物が直接歯やマウスピースに触れないようにするなど、工夫して摂取するようにしましょう。口腔内の健康と治療の成功のためにも、水分補給は「水」を基本とすることが重要です。
4. 運動後はマウスピースを清潔に保つ
運動後の口腔ケアとマウスピースの衛生管理は、治療を成功させる上で非常に大切です。もし運動中にマウスピースを外していた場合、再装着する前には必ず歯磨きやうがいをして、口の中を清潔にすることが基本となります。すぐに歯磨きができない環境にいる場合は、最低限水で口を強くゆすぐ「ブクブクうがい」を複数回行うだけでも、食べカスや飲み物の成分を洗い流す効果が期待できます。
また、外していたマウスピースにも汗や唾液が付着している可能性があります。そのまま放置せず、必ず流水でしっかりと洗い流してから専用ケースに保管するようにしてください。衛生管理を怠ると、虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、口臭の原因にもつながります。清潔な状態を保つことが、快適な矯正治療と治療成功の鍵となることを覚えておきましょう。
【スポーツの種類別】マウスピースは外すべき?付けたままでもいい?
インビザライン矯正中に運動をする際、多くの方が疑問に感じるのは「マウスピースを付けたままにしても大丈夫なのか、それとも外すべきなのか」という点ではないでしょうか。スポーツの種類は多岐にわたり、それぞれ「接触や衝撃のリスク」や「歯を食いしばる強さ」が異なります。
このセクションでは、皆さんが普段行っているスポーツの種類に合わせ、マウスピースの着脱についてどう判断すれば良いのかを具体的に解説していきます。これからご紹介する「付けたまま問題ない運動」「外すべき運動」「状況判断が必要な運動」の3つのカテゴリーを参考に、ご自身のスポーツをどこに当てはめれば良いかを確認してみてください。
マウスピースを「付けたまま」で問題ない運動
インビザラインのマウスピースは、他者との接触や顔面への強い衝撃がないスポーツであれば、基本的に装着したままで問題ありません。ジョギングやウォーキング、ヨガ、ピラティス、軽いフィットネストレーニングは、マウスピースを付けたまま安全に行える代表的な運動です。これらは口元への直接的な衝撃リスクが非常に低く、治療計画に影響を与える心配も少ないでしょう。
また、サイクリングや、ゴルフ、テニスの一部練習など、非接触の球技も装着したままで問題なく楽しめます。これらの運動では、むしろマウスピースを装着していることで、不意の転倒や事故の際に、唇や舌、歯茎といった口内の軟組織が歯によって傷つけられるのをわずかながら防ぐ効果も期待できます。装着時間を確保しつつ、安心して体を動かしてください。
マウスピースを「外すこと」を推奨する運動
安全のため、運動前に必ずマウスピースを外すことを強く推奨するスポーツがあります。ボクシング、空手、柔道といった格闘技系、ラグビー、アメリカンフットボール、アイスホッケーなどのコンタクトスポーツは、その典型です。これらのスポーツでは、顔や顎に強い衝撃が加わる可能性が非常に高く、マウスピースを装着したままだと、以下のようなリスクが生じます。
マウスピースの破損
破損したマウスピースが口内を傷つける
衝撃で歯や歯茎を傷つける
治療中の歯の動きに悪影響を与える
インビザラインのマウスピースは歯を動かすためのものであり、衝撃吸収を目的としていません。そのため、これらのコンタクトスポーツを行う際は、後述する専用のスポーツ用マウスガードの使用が不可欠です。ご自身の歯や矯正治療の進捗を守るためにも、必ずマウスピースを外して運動に臨むようにしてください。
状況に応じて判断が必要な運動
スポーツの種類によっては、マウスピースを「付ける」「外す」の判断が単純ではない場合があります。例えば、バスケットボールやサッカー、フットサルといった球技は、練習か試合か、またはご自身のポジションやプレースタイルによって、他者との接触リスクが大きく変動します。接触がほとんどない練習であれば付けたままでも良いかもしれませんが、激しい試合では外した方が安全でしょう。
水泳やダイビングなどの水に関するスポーツでは、マウスピースの紛失リスクを考慮して外すことを推奨します。水中で外れて流されてしまうと、見つけるのは非常に困難です。
また、重量挙げや瞬発系のトレーニングなど、歯を強く食いしばることが多い運動では、マウスピースに過度な力がかかり、破損や変形の原因となる可能性があります。このような場合は、マウスピースを外した方が良いでしょう。最終的には、ご自身が行うスポーツの特性とリスクをよく理解し、不明な点があればかかりつけの歯科医師に相談することが最も重要です。
コンタクトスポーツではスポーツ用マウスガードの着用を
インビザライン矯正中に激しいコンタクトスポーツを楽しむ場合は、インビザラインのマウスピース(アライナー)を外して、スポーツ用マウスガードを装着することが重要です。インビザラインのアライナーは、あくまで歯を動かすことを目的として設計されており、外部からの強い衝撃を吸収する機能は持ち合わせていません。そのため、ボクシング、ラグビー、空手といった接触の多いスポーツでアライナーを装着したままだと、歯や顎を十分に保護できず、口内を傷つけたり、アライナー自体が破損したりするリスクがあります。
矯正治療とスポーツを安全に両立させるためには、接触が激しいスポーツでは必ずアライナーを取り外し、衝撃緩和に特化したスポーツ用マウスガードを着用するというルールを徹底しましょう。これにより、大切な歯や顎を守りながら、インビザラインの治療計画にも悪影響を及ぼすことなく、安心して競技に打ち込むことができます。
矯正用マウスピース(アライナー)とスポーツ用マウスガードの違い
インビザラインのアライナーとスポーツ用マウスガードは、どちらも口の中に装着するものですが、その目的、素材、厚さには大きな違いがあります。
まず、目的についてです。インビザラインのアライナーの主な目的は「歯を計画通りに移動させること」にあります。一方、スポーツ用マウスガードの目的は、「外部からの衝撃から歯、顎、口の中の軟組織を守ること」です。この目的の違いが、それぞれの製品の設計や機能に反映されています。
次に、素材と厚さです。インビザラインのアライナーは、比較的硬く薄いポリウレタン製のプラスチック素材でできており、歯にぴったりとフィットすることで弱い力を継続的に加え、歯を少しずつ動かします。そのため、衝撃吸収性には優れていません。対して、スポーツ用マウスガードは、衝撃吸収性に優れた柔らかく厚みのあるシリコンやEVA樹脂といった素材で作られています。これにより、外部からの強い衝撃を分散・吸収し、歯や顎へのダメージを軽減する役割を果たすのです。
このような構造上の違いがあるため、コンタクトスポーツにおいてアライナーでは十分な保護効果が得られません。それぞれの役割を理解し、適切な場面で使い分けることが、安全にスポーツを続ける上で非常に重要になります。
矯正中でもスポーツ用マウスガードは作れる?
インビザライン矯正中であっても、スポーツ用マウスガードを作製することは可能です。むしろ、コンタクトスポーツを続ける方には強く推奨されます。
矯正治療中は歯並びが常に変化しているため、市販されている既製のマウスガードでは、お口に正確にフィットさせることが難しい場合が多く、かえって保護効果が不十分になったり、違和感が強く生じたりする危険性があります。そこで最も安全で効果的なのが、歯科医院で歯の型取りを行い、お一人おひとりの歯の形に合わせて作製するオーダーメイドのスポーツ用マウスガードです。
オーダーメイドのマウスガードであれば、現在の歯並びにぴったりと合い、矯正治療中の歯の動きを考慮しながら作製できるため、高い保護効果と快適な装着感を得られます。矯正の進行度合いによっては、定期的にマウスガードの調整が必要になったり、治療の段階に合わせて再作製が必要になる場合もありますので、スポーツ用マウスガードの作製を検討されている方は、まずかかりつけの歯科医師に相談してみましょう。専門家のアドバイスに従い、適切なマウスガードを使用することで、矯正治療とスポーツの両立がより安全に、そして確実になります。
インビザライン中の水分補給・栄養補給のポイント
運動中に喉が渇いた時や、トレーニングの効率を上げるためにプロテインなどを摂取する際、「インビザラインのマウスピース(アライナー)を装着したままで大丈夫かな?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。スポーツドリンクやプロテイン、エナジージェルといった補給食が、マウスピースを装着している状態で、お口の中や治療計画にどのような影響を与えるのか気になりますよね。
このセクションでは、運動時に欠かせない水分補給や栄養補給について、インビザライン治療中の特別な注意点を詳しく解説します。健康やパフォーマンスのために摂取するものが、逆にむし歯や歯周病といったお口のトラブルを引き起こさないよう、具体的な対処法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
スポーツドリンクは虫歯・着色のリスク!水分補給は水が最適
運動中の水分補給として手軽なスポーツドリンクですが、インビザライン矯正中にマウスピースを装着したまま飲むことは、むし歯や着色のリスクを大幅に高めるため、原則として避けるべきです。多くのスポーツドリンクには、糖分と酸が豊富に含まれています。マウスピースを装着していると、これらの成分が歯とマウスピースの間に長時間閉じ込められてしまいます。
通常であれば、唾液がお口の中を洗い流し、酸を中和する「自浄作用」が働きますが、マウスピースが密着している状態ではこの作用が十分に機能しません。結果として、歯の表面に糖分や酸が停滞し、むし歯のリスクが急上昇するだけでなく、歯のエナメル質が溶ける「酸蝕症」を引き起こす可能性もあります。また、スポーツドリンクに含まれる着色成分がマウスピースや歯に付着し、変色を招くこともあります。
運動中の水分補給は、何よりも「水」を基本とすることが最適です。もしパフォーマンス維持のためにどうしてもスポーツドリンクが必要な場合は、必ずマウスピースを外し、短時間で飲み終えるようにしましょう。摂取後にはすぐに水でしっかりお口をゆすぐ、または歯磨きをするなどの対策を徹底してください。
プロテインやエナジージェルを摂取するときの注意点
トレーニングに励む方にとって、プロテインやエナジージェルは効果的な栄養補給源ですが、インビザライン治療中は摂取方法に注意が必要です。これらの製品の多くは、味付けのために糖分を含んでいたり、製品の特性上、粘性が高かったりします。マウスピースを装着したまま摂取すると、スポーツドリンクと同様に糖分や粘着性の成分が歯とマウスピースの間に留まりやすくなります。
これにより、むし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、マウスピース自体に汚れが付着して不衛生になったり、変色や破損の原因となることもあります。特に粘性の高いエナジージェルなどは、洗い流すのが難しく、より注意が必要です。
プロテインやエナジージェルを摂取する際は、必ずマウスピースを外してから口にするようにしてください。摂取し終えたら、水でしっかりお口をゆすぐか、可能であれば歯磨きをしてからマウスピースを再装着しましょう。少し手間がかかるかもしれませんが、このルールを守ることが、むし歯を予防し、治療計画通りに歯を動かすために非常に大切です。日々の実践を心がけましょう。
運動前後のマウスピース管理術|紛失・破損・変形を防ぐ
インビザライン矯正中にスポーツを続ける上で、マウスピースの管理は非常に重要です。適切な管理を行うことで、紛失や破損といったトラブルを防ぎ、治療を順調に進められます。このセクションでは、運動中にマウスピースを外す際の「正しい保管方法」と、運動後に再装着する際の「簡単なケア方法」に分けて、具体的な管理術をご紹介します。これらの実践的なルーティンを身につけることで、安心してスポーツに集中できるようになります。
運動中に外す際の正しい保管方法
運動中にマウスピースを外す際は、まず清潔な状態で保管することが大切です。汗をかいた手で触った後や、屋外で砂埃が付着した場合は、必ず清潔な流水で軽くすすぎましょう。その後の保管は、必ずインビザライン専用のケースに入れるようにしてください。ポケットやカバンに直接入れたり、ティッシュに包んだりすると、紛失や破損、変形のリスクが非常に高まります。
専用ケースは、マウスピースを外部の圧力から守り、変形を防ぐ役割があります。また、マウスピースはポリウレタン製で熱に弱いため、夏の車内や直射日光が当たる場所に放置することは避けてください。高温環境下では素材が変形し、装着できなくなる可能性があります。チームスポーツのベンチやジムのロッカーに置き忘れることも多いため、必ず持ち物と一緒に管理し、目につく場所に置くなど、紛失防止の工夫を心がけましょう。
運動後の簡単ケアで清潔を保つ
運動を終えてマウスピースを再装着する前には、口腔内とマウスピースの清潔さを保つことが重要です。理想は歯磨きですが、ジムや屋外などですぐに歯磨きができない場合でも、いくつかの簡単なケアで清潔を保つことは可能です。
まず、口の中をきれいにするために、水で強く、何度も「ブクブクうがい」をしましょう。これにより、運動中に摂取した飲み物の糖分や食べカスを洗い流せます。次に、外していたマウスピースも、再装着する前に流水でしっかりと洗い流してください。汗や唾液が付着したまま再装着すると、虫歯や歯周病、口臭の原因となる可能性があります。
そして、帰宅後や時間が取れるタイミングで、通常の歯磨きとマウスピースの丁寧な洗浄を忘れずに行いましょう。この「応急処置」と「本ケア」の組み合わせで、清潔さを保ちながらインビザラインの装着時間を確保できます。
【もしもの時】マウスピースを紛失・破損した場合の対処法
どんなに注意していても、マウスピース(アライナー)の紛失や破損といったトラブルは起こりうるものです。そうした不測の事態に直面した際に、パニックにならず冷静に対応するための具体的な対処法をこれから詳しく解説していきます。自己判断で対処すると、治療計画に悪影響を及ぼす危険性があるため、まずはかかりつけの歯科医院に連絡することが最優先です。このセクションの内容を把握しておくことで、万が一の事態にも落ち着いて対応できるようになり、安心してインビザライン治療を続けられるでしょう。
自己判断はNG!まずはかかりつけの歯科医院に連絡
マウスピースを紛失したり破損してしまったりした場合、最も避けるべきは自己判断で対処することです。例えば、破損したマウスピースを無理に装着し続けたり、歯科医師の指示なしに次のステップのアライナーに移行したり、あるいは装着自体を完全にやめてしまったりすることは、治療計画に深刻な遅延や後戻りといった悪影響を及ぼす危険性が非常に高いです。インビザライン治療は精密な計画に基づいて歯を動かしていくため、少しのズレでも大きな影響が出かねません。
トラブルが発生したら、できるだけ速やかに、かかりつけの歯科医院に電話で連絡してください。その際、「いつ」「どのようにして」紛失または破損したのかを正確に伝えることが非常に重要です。正確な情報を伝えることで、歯科医師は適切な指示を出すことができます。慌てずに、まずは連絡をすることを最優先に考えましょう。
歯科医師の指示に従い、一つ前のアライナーを装着することも
歯科医院に連絡した後、どのような指示が出されるかは状況によって異なりますが、よくある指示の一つとして、新しいマウスピースが出来上がるまでの間、歯が後戻りするのを防ぐために「一つ前のアライナーを装着しておく」よう言われるケースが挙げられます。これは、現在の歯の位置を維持し、治療の進行を大きく妨げないための応急処置です。
ただし、この指示も必ず歯科医師から直接受けて初めて行うべきであり、自己判断で前のものに戻してはいけません。ご自身の判断でアライナーを変更してしまうと、かえって歯に不要な負担をかけたり、治療計画から大きく逸れてしまう可能性があります。その他、状況によっては次のステップのアライナーに早めに移行するよう指示されたり、急いで来院を指示されたりする場合もあります。対応はケースバイケースですので、必ずかかりつけの歯科医師の指示に従うようにしてください。
まとめ:正しい知識でインビザライン中でもスポーツを楽しもう
インビザライン矯正治療中であっても、正しい知識を持ち、いくつかのルールを守ることで、お好きなスポーツを無理なく続けることができます。矯正治療が始まったからといって、アクティブな生活を諦める必要はありません。大切なのは、治療の成功と、安全にスポーツを楽しむことの両立です。
この記事では、「1日20時間以上のマウスピース装着時間を守ること」「スポーツの種類に応じて適切にマウスピースを着脱すること」「水分補給は基本的に水で行い、その他の飲み物の際は注意すること」「運動後のマウスピースと口腔内のケアを怠らないこと」といった、インビザライン矯正中の運動における基本的な注意点について詳しく解説しました。
特に、ラグビーやボクシングなどの接触を伴うコンタクトスポーツでは、インビザラインのマウスピース(アライナー)ではなく、衝撃吸収性に特化したスポーツ用マウスガードの着用が不可欠です。アライナーは歯を動かすためのものであり、外部からの強い衝撃から歯や顎を守るようには設計されていません。矯正中でも、歯科医院で歯の動きを考慮したオーダーメイドのマウスガードを作製することが可能ですので、必ず歯科医師に相談するようにしてください。
もしマウスピースを紛失したり破損したりした場合は、自己判断で対処せずに、できるだけ早くかかりつけの歯科医院に連絡することが最も重要です。歯科医師の指示に従い、適切な対応を取ることで、治療計画への影響を最小限に抑えることができます。
インビザライン矯正とスポーツの両立は、決して難しいことではありません。不安なことや疑問に思うことがあれば、一人で抱え込まずに、まずはかかりつけの歯科医師に相談しましょう。正しい知識と適切なケアを実践し、安全に矯正治療を進めながら、自分らしいアクティブな毎日を存分に楽しんでください。
少しでも参考になれば幸いです。本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
近藤 光 | Kondo Hikaru東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。
【所属】
- 日本顎咬合学会
- 日本審美歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 日本メタルフリー学会
- 日本接着歯科学会
- 日本アライナー矯正研究会
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)
- 日本一般臨床矯正研究会
- OTEXE
- インディアナ大学歯学部矯正科認定医
【略歴】
- 東京歯科大学 卒業
- 医療法人社団歯友会赤羽歯科
- 同法人池袋診療所 入局
- 医療法人スマイルコンセプト
- 高田歯科インプラントセンター
- しんみ歯科
- 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
- デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
- 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
- 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
- レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
- 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科
『赤坂B&S歯科・矯正歯科』
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
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