赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。
「歯列矯正をして後悔することはある?」「矯正治療で失敗しないためにはどうすればいいの?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせの改善を目指せる治療ですが、事前に知っておきたいリスクや注意点もあります。
今回は、歯列矯正で後悔につながりやすい7つのパターンと、治療前に確認しておきたいポイントについて、医学論文をもとに解説します。
歯列矯正で後悔する人がいるのはなぜ?
歯列矯正は、数年単位で時間や費用をかけることもある治療です。
治療結果に満足する方が多い一方で、仕上がりへの不満や後戻り、治療前の説明不足などによって、後悔を感じるケースもあります。
抜歯を伴う矯正治療に後悔を感じている11人を対象としたインタビュー研究では、十分な説明を受けられなかったと感じていることや、治療後の健康面・見た目への不満が報告されています。
ただし、これは後悔している人を対象とした小規模な研究であり、矯正患者全体の後悔の割合を示すものではありません。
後悔① 治療前の説明が不十分だった
矯正治療で後悔につながる要因の一つが、インフォームドコンセントの不足です。
インフォームドコンセントとは、治療内容やメリット、リスクなどについて十分な説明を受け、納得したうえで同意することです。
治療後に「こんな変化が起こるとは知らなかった」と感じないためにも、治療前に疑問や不安を確認しておくことが大切です。
後悔② 歯に白い斑点ができてしまった
ワイヤー矯正などの固定式装置では、装置の周囲に汚れが残りやすく、歯の表面に白い斑点ができる場合があります。
この白い斑点は「ホワイトスポット」と呼ばれ、歯の表面の脱灰によって生じることがあります。
9,000人以上の患者データを統合したメタ解析では、固定式矯正装置を使用した患者における白斑の統合有病率が55.06%と報告されています。
ただし、発生率は研究の条件や評価方法によって異なります。
矯正中は丁寧な歯磨きやフッ化物の活用、定期的な歯科検診によって、むし歯や脱灰のリスクを抑えることが重要です。
後悔③ 矯正後に歯並びが後戻りした
矯正治療が終わった後、歯並びが少しずつ元の位置に近づくことを「後戻り」と呼びます。
歯並びは加齢や噛み合わせ、歯周組織の変化などによっても影響を受けます。
矯正終了から7年以上経過した67人を対象とした研究では、長期的に保定装置を使用していても、噛み合わせに変化が生じる場合があることが報告されています。
ただし、これは保定装置が不要という意味ではありません。
リテイナーと呼ばれる保定装置を適切に使用し、定期的に歯並びを確認することが大切です。
後悔④ 歯根吸収という見えないリスク
矯正治療では、歯を動かす過程で歯の根が短くなる「歯根吸収」が起こる場合があります。
多くの場合は軽度ですが、まれに大きく進行するケースもあります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正を比較した系統的レビューでは、マウスピース矯正の方が歯根吸収の発生率が低い可能性が報告されています。
ただし、歯根吸収には歯の移動量や治療期間、歯根の形態なども関係するため、装置の種類だけでリスクが決まるわけではありません。
必要に応じてレントゲン検査を行い、歯根の状態を確認しながら治療を進めることが重要です。
後悔⑤ 矯正治療をやり直すことになった
矯正治療後の仕上がりに満足できなかったり、歯並びが後戻りしたりすることで、再治療を検討する方もいます。
成人の矯正患者を対象とした調査では、再治療を希望する理由として、最初の治療の質への不満が報告されています。
また、加齢による歯並びの変化や保定装置の使用状況、治療計画など、複数の要因が関係する場合もあります。
再治療のリスクを減らすためには、治療前の精密検査や適切な治療計画、治療後の保定管理が大切です。
後悔⑥ 矯正治療で顎関節症になったと思ってしまう
「矯正治療をしたら顎が痛くなった」「噛み合わせが変わって顎関節症になったのでは?」と不安に感じる方もいます。
しかし、顎関節症の患者192人と、そうでない99人を比較した症例対照研究では、矯正治療と顎関節症の診断や病態との明確な関連は認められませんでした。
顎関節症には、筋肉の緊張や生活習慣など複数の要因が関係しています。
そのため、矯正治療が必ず顎関節症を引き起こすとはいえません。
ただし、治療中に顎の痛みや口の開けにくさなどが生じた場合には、早めに歯科医師へ相談しましょう。
後悔⑦ 説明不足やトラブルが大きな問題に発展した
矯正治療では、治療内容やリスクについての説明が不十分だと、患者さんと歯科医師の間で認識の違いが生じる場合があります。
アメリカの矯正専門医2,241人へのアンケートと35件の訴訟事例を分析した研究では、臨床上の注意義務違反やインフォームドコンセントの不足が、訴訟につながる要因として報告されています。
治療を始める前に、期待できる効果だけでなく、リスクや治療の限界についても十分に説明を受けることが重要です。
歯列矯正で後悔しないための5つのチェックポイント
矯正治療を始める前には、以下のポイントを確認しておきましょう。
① 治療のメリットだけでなく、リスクについても具体的な説明があるか。
② ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、装置の違いを理解できているか。
③ 治療後の保定装置の必要性や、後戻りの可能性について説明があるか。
④ 治療計画について疑問があるとき、気軽に質問できるか。
⑤ 噛み合わせや顎の症状について、十分に相談できるか。
これらのポイントを確認し、納得したうえで治療を選ぶことが、後悔のリスクを減らすために大切です。
歯列矯正で後悔しないために、まずは相談しましょう
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせの改善を目指せる治療ですが、後戻りや歯根吸収などのリスクもあります。
一方で、今回ご紹介した後悔のパターンが、すべての患者さんに起こるわけではありません。
大切なのは、治療のメリットとリスクを十分に理解し、ご自身に合った治療方法を選ぶことです。
赤坂B&S歯科・矯正歯科では、歯並びや噛み合わせ、お口の状態などを確認しながら、一人ひとりに合った矯正治療をご提案しています。
「矯正治療を始めたいけれど不安」「マウスピース矯正とワイヤー矯正で迷っている」「以前の矯正治療で後戻りしてしまった」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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監修者
近藤 光 | Kondo Hikaru
東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B& S歯科・矯正歯科 開院。
【所属】
- 日本顎咬合学会
- 日本審美歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 日本メタルフリー学会
- 日本接着歯科学会
- 日本アライナー矯正研究会
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)
- 日本一般臨床矯正研究会
- OTEXE
- インディアナ大学歯学部矯正科認定医
【略歴】
- 東京歯科大学 卒業
- 医療法人社団歯友会赤羽歯科
- 同法人池袋診療所 入局
- 医療法人スマイルコンセプト
- 高田歯科インプラントセンター
- しんみ歯科
- 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
- デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
- 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
- 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
- レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
- 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
- 赤坂B&S歯科・矯正歯科院長
赤坂の歯医者・矯正歯科
『赤坂B&S歯科・矯正歯科』
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
TEL:03-5544-9426
