港区赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。
仕事や家事に追われる忙しい日々の中で、歯磨きの時間を短縮しつつ、効果は最大限にしたいとお考えではありませんか?歯科検診で磨き残しを指摘されたり、お子様の仕上げ磨いに加えてご自身のケアまで手が回らなかったりすると、今の歯磨きで本当に大丈夫なのか不安になりますよね。この記事では、そんなお悩みを抱えるあなたのために、電動歯ブラシと手磨きのどちらが良いのかという疑問に、歯垢除去率のデータ比較、それぞれのメリット・デメリット、専門家の見解を交えながら、多角的にアプローチしていきます。
本記事を読み終える頃には、あなたの口腔ケアに関する迷いが晴れ、ご自身のライフスタイルや口腔状態に自信を持って最適な一本を選べるようになるはずです。毎日の歯磨きがもっと効果的で快適になるよう、ぜひ最後までお読みください。
【結論】電動歯ブラシと手磨き、歯垢が落ちるのはどっち?
仕事や家事に忙しい毎日を送る中で、歯磨きの時間を短縮しつつ、最大限の効果を得たいと考える方は多いのではないでしょうか。電動歯ブラシと手磨きのどちらがより効果的に歯垢を除去できるのか、この疑問に対し、複数の研究データを基にした結論からお伝えします。
一般的に、電動歯ブラシは手磨きと比較して歯垢(プラーク)除去率が高い傾向にあります。これは、電動歯ブラシが機械的な力で効率的に歯垢を掻き出すためです。しかし、この結果は「正しく使った場合」に限られます。手磨きでも、適切なブラッシング方法を習得し実践すれば、電動歯ブラシに匹敵する高い歯垢除去効果を得ることが可能です。
電動歯ブラシは、誰が使っても一定の安定した効果を発揮しやすい「ツール」としての側面が強いと言えるでしょう。一方、手磨きは個人の技術や習熟度に大きく左右されます。したがって、単純な優劣ではなく、ご自身のライフスタイルやブラッシングスキル、求める効果に応じて最適な選択をすることが重要です。
歯垢除去率のデータで見る電動歯ブラシの効果
電動歯ブラシの歯垢除去能力の高さは、多くの研究で裏付けられています。例えば、権威ある「コクラン共同計画」のレビューでは、電動歯ブラシが手磨きに比べてプラーク除去率を約21%向上させると報告されています。このデータは、電動歯ブラシが単なる利便性だけでなく、科学的根拠に基づいた高い清掃効果を持つことを示しています。
なぜ電動歯ブラシがこれほど高い除去率を誇るのでしょうか。その理由は主に二つあります。一つは、手では再現不可能な高速振動や回転による物理的な除去能力です。毎分数千回から数万回という高速で動くブラシヘッドが、歯の表面に付着した歯垢を効率的に粉砕・除去します。もう一つは、磨きムラが生じにくい点です。電動歯ブラシは当てるだけで広範囲の歯を均一に磨けるため、手磨きで起こりがちな特定の箇所の磨き残しを減らすことができます。さらに、歯周ポケット内の歯垢除去や歯ぐきの出血減少にも効果が期待でき、歯ぐきの健康維持にも多角的に貢献します。
専門家は「正しく使えるか」が重要と指摘
どんなに優れた道具も、その使い方が間違っていれば効果は半減します。これは電動歯ブラシにも手磨きにも共通して言えることです。歯科医師や歯科衛生士といった専門家は、電動歯ブラシと手磨いのどちらを選ぶにせよ、「正しいブラッシング方法の習得」が口腔ケアにおいて最も重要であると指摘しています。
その上で、電動歯ブラシは、専門家が指導するような理想的なブラッシングの動きを、特別な技術がなくても再現しやすくしてくれるという点で、多くの人にとって有用な選択肢となり得ます。手磨きでは、力加減や角度、動かし方など、細やかな技術が必要とされるため、疲れている時や時間がない時には、どうしても磨き残しが生じやすくなります。しかし、電動歯ブラシは、そのパワフルな動きと多様な機能を活用することで、より安定した歯垢除去効果を期待できるのです。
【徹底比較】電動歯ブラシと手磨きのメリット・デメリット
毎日の歯磨きで「本当に歯垢が落ちているのかな」「もっと効率的に磨きたいけれど、結局自分にはどちらの歯ブラシが合っているのだろう」と感じている方は多いのではないでしょうか。ここでは、電動歯ブラシと手磨いのどちらがご自身のライフスタイルや価値観に合っているのかを見極めるため、「清掃効果」「使いやすさ」「コスト」「携帯性」といった複数の観点から、両者を具体的に比較していきます。それぞれの長所と短所をじっくりと検討し、納得のいく歯ブラシ選びの参考にしてください。
電動歯ブラシのメリット・デメリット
電動歯ブラシは、その高い機能性から多くのメリットを提供します。最大の利点は、手磨きでは再現が難しい「高い歯垢除去力」と「磨きムラの軽減」です。高速な振動や回転により、効率的に歯垢を物理的に除去してくれるため、忙しい日々の中でも「短時間」で適切なブラッシングが可能です。また、多くの製品に搭載されているタイマー機能は、適切な磨き時間を確保するのに役立ち、過圧防止センサーは、歯磨きの際に力を入れすぎて歯や歯ぐきを傷つけてしまうリスクを減らしてくれます。これにより、歯ぐきがデリケートな方でも安心して使用でき、腕や手が疲れにくいため、楽にオーラルケアを続けられるでしょう。
一方で、デメリットもいくつか存在します。まず挙げられるのは、「本体価格や替えブラシのコスト」です。電動歯ブラシは初期投資が手磨き用歯ブラシよりも高額で、定期的に交換が必要な替えブラシも決して安くはありません。これは、コストパフォーマンスを重視する方にとっては考慮すべき点です。また、充電が必要なため「充電の手間」が発生し、持ち運びの際には手磨きよりも「かさばりやすく、充電器も必要」になるため、旅行や出張が多い方には不便に感じるかもしれません。さらに、電動歯ブラシ特有の「振動や作動音」を不快に感じる方もいらっしゃいます。これらのメリットとデメリットを比較し、ご自身のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
手磨きのメリット・デメリット
手磨きは、長年にわたり多くの人に選ばれてきたブラッシング方法であり、いくつかの明確なメリットがあります。最も大きな利点は、「低コスト」であることです。本体価格も替えブラシも安価なため、経済的な負担が少なく、手軽に始めることができます。また、軽量で充電の必要がなく「携帯性が高い」ため、外出先や旅行、出張の際にも非常に便利です。自分の「感覚で力加減や当て方を細かく調整できる」点も手磨きの大きな特徴で、歯の1本1本の状態を感じながら丁寧に磨きたい方にとっては、この自由度の高さが魅力に感じるでしょう。
しかし、手磨きにはデメリットも存在します。最大の課題は「正しい技術の習得が難しい」ことです。磨き残しを防ぎ、歯や歯ぐきを傷つけずに磨くには、適切なブラッシング方法を身につける必要があります。自己流で磨いていると「磨きムラが出やすい」傾向があり、特に奥歯の裏側や歯と歯の間など、届きにくい場所の歯垢を見落としがちです。また、「つい力を入れすぎて歯や歯ぐきを傷つけてしまう」リスクもあります。仕事や家事で疲れている時には、丁寧に磨くのが億劫になり、「雑になりがち」という点も、多くの人が抱える悩みではないでしょうか。このような自己流ケアの限界を感じている方にとって、手磨きのデメリットは看過できない問題となるでしょう。
電動歯ブラシの基本|知っておきたい3つの種類と特徴
電動歯ブラシの購入を検討しているものの、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。電動歯ブラシは、大きく分けて「回転式」「音波式」「超音波式」の3つのタイプがあり、それぞれ駆動方式や歯垢除去のアプローチが異なります。
このセクションでは、それぞれのタイプの基本的な仕組みと特徴を分かりやすく解説していきます。ご自身の口腔内の状態や、どのような磨き心地を求めているかに合わせて、どのタイプが最適かを見つける参考にしてください。
回転式:歯を包み込み物理的に磨き上げる
回転式電動歯ブラシは、丸いブラシヘッドが左右に高速で回転または反転することで、歯を1本1本包み込むようにして物理的に歯垢をこすり落とします。この強力な物理的アクションが、手磨きでは難しいツルツルとした磨き上がりの実感をもたらします。
高い歯垢除去力と、磨き終わりの爽快感が大きなメリットですが、他のタイプに比べて作動音がやや大きい傾向にあります。また、歯と歯の間の細かい部分の歯垢除去は、ブラシの形状によっては苦手な場合もあります。とにかく力強く歯垢を磨き上げたい方や、磨いた後のツルツル感を重視する方におすすめです。
音波式:音波振動で広範囲の歯垢を効率的に除去
音波式電動歯ブラシは、毎分約2万〜4万回という高速振動でブラシヘッドを動かし、その振動が口の中の唾液と歯磨き粉に「音波水流」を発生させます。この音波水流が、ブラシの毛先が直接触れにくい歯と歯の間や歯周ポケットの奥深くにある歯垢まで効果的に浮かせて除去する効果が期待できます。
広範囲を効率よく磨けるため、手磨きに近い感覚でブラッシングできる製品も多く、歯や歯ぐきに比較的優しい設計が特徴です。歯周病が気になる方、矯正治療中で複雑な装置の周りを優しく丁寧に磨きたい方、あるいは手磨きからの移行を考えている方におすすめのタイプです。
超音波式:微細な振動で細菌にアプローチ
超音波式電動歯ブラシは、音波式をはるかに上回る毎分160万ヘルツ以上の超微細な振動を発生させます。この超音波が、歯垢の形成原因となる細菌の連鎖を破壊し、プラークの付着力を弱める作用があると言われています。振動が非常に微細なため、実際にブラシが動いている感覚はほとんどなく、静かに使用できるのが特徴です。
しかし、超音波の主な役割は細菌へのアプローチであり、物理的に歯垢をかき出す力は他の電動歯ブラシに比べて弱いため、手磨きのようにブラシを動かす必要があります。歯ぐきが非常にデリケートな方、知覚過敏が強い方、あるいは細菌レベルでのケアを重視したい方に適していますが、ブラッシングのテクニックが一部求められることを理解しておくことが大切です。
効果を最大化する!歯ブラシの正しい使い方
どんなに高性能な歯ブラシを選んでも、その使い方が間違っていれば、期待する効果は得られません。それどころか、歯や歯ぐきを傷つけてしまうリスクさえあります。毎日の歯磨きで最大限の効果を引き出し、健康な口腔内を保つためには、正しいブラッシング方法を身につけることが不可欠です。このセクションでは、電動歯ブラシと手磨き、それぞれの効果的な使い方と、多くの人がついやってしまいがちなNGな磨き方について具体的に解説します。ご自身の歯磨き習慣を見直すきっかけとして、ぜひ参考にしてください。
電動歯ブラシの正しい使い方:「当てるだけ」でOK
電動歯ブラシを使う際のもっとも重要なポイントは、「ゴシゴシと力を入れて動かさない」ことです。手磨きとは異なり、電動歯ブラシはブラシ自体が高速で振動・回転することで歯垢を除去するため、歯に軽く当てるだけで十分に効果を発揮します。基本的には、歯の表面にブラシを優しくフィットさせ、歯1本あたり2〜3秒を目安に、ゆっくりと次の歯へと移動させていくイメージで磨きましょう。
歯磨きの際は、「歯の表側」「裏側」「噛み合わせる面」の3つの面を意識してください。特に、歯と歯ぐきの境目は歯垢が溜まりやすい場所なので、ブラシの毛先がこの境目にしっかりと当たるように、約45度の角度を意識して当てることが重要です。多くの電動歯ブラシには、適切な時間で磨くためのタイマー機能や、力を入れすぎるとお知らせしてくれる過圧防止センサーが搭載されています。これらの機能を活用することで、誰でも簡単に効率的かつ安全な歯磨きが実践できます。
手磨きの正しい使い方:磨き残しを防ぐポイント
手磨きで効率的に歯垢を除去し、磨き残しを防ぐためには、いくつかの基本的なポイントがあります。まず、歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握りましょう。力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つける原因になります。ブラシの毛先が歯と歯ぐきの境目に当たるように約45度の角度で当て、5〜10mmの幅で小刻みに動かす「スクラビング法」を意識して磨くと良いでしょう。
磨き残しを防ぐためには、磨く順番を決めておくことが非常に効果的です。例えば、「右上奥からスタートし、歯の外側、内側、噛み合わせる面を順に磨き、左上奥まで進んだら、下顎も同様に磨く」といった具体的なルートを決めて習慣化すると良いでしょう。また、特に歯垢が溜まりやすい「奥歯の裏側」「前歯の裏側」や「歯並びが凸凹している部分」は、意識して丁寧に磨くことが重要です。これらのポイントを押さえることで、自己流の歯磨きであっても、より高い清掃効果が期待できます。
【注意】歯や歯茎を傷つけるNGな磨き方
毎日の歯磨きで歯や歯ぐきを健康に保つためには、正しい磨き方を知ることと同じくらい、避けるべきNGな磨き方を知ることが重要です。まず、電動歯ブラシと手磨きに共通するNG例として、最も多いのが「力を入れすぎる(オーバーブラッシング)」ことです。必要以上に強い力で磨くと、歯の表面のエナメル質が削れたり、歯ぐきが下がって歯根が露出し知覚過敏を引き起こしたり、さらには歯の根元がV字型に削れる「楔状欠損(くさびじょうけっそん)」の原因にもなります。
また、「毛先が開いた歯ブラシを使い続ける」のもNGです。毛先が開くと歯垢除去能力が著しく低下するだけでなく、歯ぐきを傷つけるリスクも高まります。一般的に歯ブラシは1ヶ月に1回、電動歯ブラシの替えブラシは2~3ヶ月に1回交換するのが目安です。さらに、「歯磨き粉をつけすぎる」と泡立ちすぎて磨いた気になり、実際には十分に磨けていないことがあります。そして、電動歯ブラシを使用する際に手磨きのようにゴシゴシと「大きく動かすこと」も避けるべきです。電動歯ブラシは、当てるだけで十分な効果が得られるように設計されているため、余計な動きはかえって歯や歯ぐきへの負担を増やし、故障の原因にもなりかねません。これらのNG行動を避けて、ご自身の歯と歯ぐきを守りながら効果的なオーラルケアを実践しましょう。
あなたはどっち?目的・お悩み別おすすめ歯ブラシ診断
ここまで電動歯ブラシと手磨きの特徴、そして正しい使い方について詳しく見てきました。しかし、「結局、自分にはどれが一番合っているのだろう?」と迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
このセクションでは、皆さんがご自身のライフスタイルや口腔内の状況、そして抱えているお悩みに合わせて、最適な歯ブラシを選べるようサポートします。時短や効率を重視する方、コストパフォーマンスを最優先する方、さらには矯正治療中の方や歯周病が気になる方など、具体的な目的やお悩み別に、電動歯ブラシと手磨いのどちらがおすすめなのか、また電動歯ブラシの中でもどのタイプが適しているのかを診断形式でご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせながら、ぜひ最適な一本を見つける参考にしてください。
電動歯ブラシがおすすめな方
電動歯ブラシは、特に以下のような方にメリットが大きいと言えます。まず、日々忙しく歯磨きに十分な時間をかけられない方には特におすすめです。電動歯ブラシは短時間で効率的に歯垢を除去できるため、出勤前の慌ただしい時間や、夜疲れて帰宅した後でも、質の高いオーラルケアを可能にします。たとえば、手磨きで磨き残しを指摘された経験がある方は、電動歯ブラシを使うことで誰でも均一に磨きやすく、磨きムラを減らせるでしょう。
また、歯磨き自体を面倒だと感じがちな方にとっても、電動歯ブラシは非常に有効な選択肢です。歯に軽く当てるだけで磨ける手軽さは、歯磨きを習慣化する大きなきっかけとなります。さらに、高齢の方や手の力が弱い方、あるいは身体的な理由で細かい動きが難しい方にとっても、腕の疲れを軽減しながら効果的なブラッシングができるため、日々の負担を大きく減らせるでしょう。
手磨きがおすすめな方
手磨きは、そのシンプルさゆえに電動歯ブラシにはないメリットを提供します。まず、導入費用も替えブラシなどのランニングコストも安価であるため、とにかくコストを抑えたい方にとって最も合理的な選択肢と言えるでしょう。また、電源不要で軽量かつコンパクトなので、出張や旅行が多く持ち運びやすさを重視する方には非常に便利です。
加えて、ご自身の歯の状態に合わせて、磨き方を細かく調整したい方にも手磨きは適しています。歯一本一本の状態を指先で感じながら、力加減やブラシの当て方を緻密にコントロールしたい(かつ、その技術を習得している)方であれば、手磨きで十分なケアが可能です。しかし、手磨きを選ぶ場合は、正しいブラッシング方法を習得し、それを毎日実践する意識が不可欠になります。
【お悩み別】矯正治療中や歯周病が気になる方の選び方
特定の口腔内のお悩みがある場合、歯ブラシ選びはより一層重要になります。まず、矯正治療中の方にとって、矯正装置の周りは歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。このような複雑な構造の周りも効率的に磨ける電動歯ブラシは非常に有用です。特に、装置を傷つけにくい「音波式」の電動歯ブラシや、矯正装置専用に設計された「矯正用ブラシヘッド」がある製品を選ぶと良いでしょう。
次に、歯周病が気になる方や歯ぐきが弱い方には、歯周ポケットの奥深くまで毛先が届きやすい「極細毛」のブラシヘッドが推奨されます。さらに、歯ぐきへの刺激が少ない「音波式」や「超音波式」の電動歯ブラシは、デリケートな歯ぐきを優しくケアしながら歯垢を除去するのに適しています。力を入れすぎることで歯や歯ぐきを傷つけてしまうのを防ぐため、「過圧防止センサー」が搭載されたモデルを選ぶと、より安心して使用できます。
電動歯ブラシに関するよくある質問(Q&A)
ここでは、電動歯ブラシに関して皆さんが抱きやすい疑問について、Q&A形式で解説していきます。多くの方が気になるポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
Q. 電動歯ブラシを使えば、フロスや歯間ブラシは不要ですか?
結論から申し上げると、「いいえ、フロスや歯間ブラシは必要」です。電動歯ブラシは高い歯垢除去能力を持っていますが、歯ブラシだけでは歯垢の約60%しか除去できないという研究データもあります。
電動歯ブラシは主に歯の表面の広い部分を効率的に清掃することを得意としています。しかし、歯と歯の間や歯周ポケットの奥深くなど、ブラシの毛先が届きにくい場所の歯垢は、電動歯ブラシだけでは完全に除去することは難しいです。フロスや歯間ブラシは、これらの狭い隙間に入り込み、歯ブラシでは届かない部分の歯垢を物理的にかき出す役割を担っています。健康な口腔状態を維持するためには、電動歯ブラシとフロスや歯間ブラシを併用し、それぞれの清掃道具の役割を理解して適切に使うことが不可欠です。
Q. 子どもや高齢者でも使えますか?
はい、子どもや高齢者の方でも電動歯ブラシをお使いいただけます。むしろ、多くの場合において電動歯ブラシはおすすめの選択肢となります。
子どもに関しては、歯磨きを嫌がることが多いですが、電動歯ブラシの独特な振動や音、さらにはキャラクターデザインやゲーム感覚で磨けるアプリと連動した製品などもあり、歯磨きに興味を持つきっかけになります。また、子ども用の小さなブラシヘッドを選べば、お子さんの小さな口でも安全に効率よく磨くことが可能です。高齢者の方にとっては、手の握力が弱くなったり、細かい手先の動きが難しくなったりしても、電動歯ブラシであれば効率的に歯垢を除去できます。腕や手への負担も少ないため、毎日の歯磨きを楽に継続できるでしょう。ただし、いずれの場合も、保護者や介護者が使い方を正しく指導し、安全に配慮しながら使用状況を確認することが大切です。
Q. 替えブラシの交換頻度はどのくらいですか?
電動歯ブラシの替えブラシは、一般的に「2〜3ヶ月に1度」の交換が推奨されています。これは、ブラシの毛先が劣化すると歯垢除去能力が著しく低下するためです。
毛先が開いてしまうと、歯に当たる面積が減り、本来の性能を発揮できなくなります。また、長期間同じブラシを使い続けると、雑菌が繁殖しやすくなり衛生的ではありません。毎日の歯磨きで口の中に入れるものですから、常に清潔な状態を保つことが大切です。見た目で毛先が少しでも開いてきたと感じる場合は、2〜3ヶ月経っていなくても交換することをおすすめします。定期的に新しいブラシに交換することで、電動歯ブラシの高い歯垢除去効果を最大限に引き出し、口腔内を清潔に保つことにつながります。
まとめ:自分に合った歯ブラシとプロのケアで、健康な歯を維持しよう
この記事では、電動歯ブラシと手磨きのどちらが良いのかという疑問に対し、それぞれのメリット・デメリットや具体的な歯垢除去率のデータ、専門家の見解を交えながら解説してきました。最終的に、どちらの歯ブラシも正しく使えば効果が得られますが、絶対的にどちらか一方が優れているという結論はありません。大切なのは、ご自身の口腔内の状態やライフスタイルに合った歯ブラシを選び、その歯ブラシの特性を理解して「正しい方法で毎日ケアを続けること」です。
毎日の忙しい生活の中で、ご自身の歯磨きに不安を感じたり、矯正治療や歯周病の悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。電動歯ブラシは、限られた時間でも効率的に、そして安定した清掃効果を得られる強力なツールとなり得ます。一方で、手磨きでも細かな部分まで丁寧に磨く技術を習得すれば、十分な効果を発揮できます。ご自身の状況に合わせて、最適な選択をすることが健康な口腔環境を維持する第一歩となります。
ご自宅でのセルフケアは非常に重要ですが、それだけでは行き届かない部分があるのも事実です。歯ブラシだけでは歯垢の約60%しか除去できないというデータもあるように、歯と歯の間や歯周ポケットの奥深くの汚れは、フロスや歯間ブラシといった補助清掃具の併用が不可欠です。さらに、定期的な歯科検診と歯科医師や歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)を組み合わせることで、口腔ケアの効果を最大限に高められます。この記事が、皆さんが自信を持ってオーラルケアに取り組むための一助となれば幸いです。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
近藤 光 | Kondo Hikaru
東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。
【所属】
- 日本顎咬合学会
- 日本審美歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 日本メタルフリー学会
- 日本接着歯科学会
- 日本アライナー矯正研究会
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)
- 日本一般臨床矯正研究会
- OTEXE
- インディアナ大学歯学部矯正科認定医
【略歴】
- 東京歯科大学 卒業
- 医療法人社団歯友会赤羽歯科
- 同法人池袋診療所 入局
- 医療法人スマイルコンセプト
- 高田歯科インプラントセンター
- しんみ歯科
- 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
- デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
- 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
- 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
- レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
- 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
赤坂の歯医者・矯正歯科
『赤坂B&S歯科・矯正歯科』
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
TEL:03-5544-9426