赤坂・赤坂見附の歯医者・矯正歯科「赤坂B&S歯科・矯正歯科」です。
「八重歯はチャームポイントだから、そのままでも大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
八重歯は見た目の個性として捉えられることもありますが、歯の生えている位置や歯並びの状態によっては、歯みがきのしにくさや周囲の歯への影響など、確認しておきたいポイントがあります。
今回の動画では、医学論文や系統的レビューなどをもとに、八重歯を含む歯並びの乱れについて、歯周病、虫歯、顎関節、QOL(生活の質)、機能面、隣接する歯の歯根吸収という6つの視点から解説しています。
※八重歯があることで、必ず歯周病や虫歯などの問題が起こるという意味ではありません。実際の状態や治療の必要性については、歯科医師による診察や検査が必要です。
八重歯を含む歯並びで確認したい6つのポイント
1.歯周病との関連
動画で紹介している系統的レビューでは、前歯の叢生(歯が重なり合ってガタガタに並んでいる状態)と歯周病との関連が報告されています。
また、犬歯が本来の位置からずれて生えている状態についても、歯周組織への影響との関連が示された研究があります。
歯が重なっていたり、通常とは異なる位置に生えていたりすると、歯ブラシの毛先が届きにくい部分ができ、汚れが残りやすくなることがあります。
ただし、八重歯があるからといって、必ず歯周病になるわけではありません。日々の清掃状態や歯ぐきの状態を確認することが大切です。
2.虫歯との関連
歯並びの乱れと虫歯の関係についても研究されています。
動画で紹介している系統的レビューでは、叢生によって虫歯のリスクが高くなると断定できるほど、質の高いエビデンスは現時点では十分ではないとされています。
一方で、歯が重なっていることで磨きにくい部分が生じる可能性はあるため、虫歯の有無だけでなく、歯ブラシが十分に届いているかという点も確認しておくことが重要です。
3.顎関節症との関係
「歯並びが悪いと顎関節症になる」「矯正治療をすれば顎関節症が治る」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、動画で紹介している複数の系統的レビューでは、不正咬合と顎関節症との間に単純で明確な因果関係があるとは言い切れないとされています。
また、矯正治療が顎関節症を引き起こす、あるいは矯正治療を行えば顎関節症が改善すると一律に結論づけることもできません。
顎の痛みや口の開けにくさなどの症状がある場合には、歯並びだけを原因と考えず、個別に状態を確認する必要があります。
4.QOL(生活の質)への影響
歯並びは、見た目だけでなく、日常生活や心理面との関連についても研究されています。
動画で紹介しているメタ分析や系統的レビューでは、未治療の不正咬合と口腔関連QOLの低下との関連が報告されており、歯並びの状態によっては、身体的・心理社会的な影響がみられる可能性が示されています。
一方で、八重歯を個性として前向きに捉えている方もいます。そのため、周囲が一律に治療の必要性を決めるのではなく、ご本人が歯並びや噛み合わせをどのように感じているかも重要な要素のひとつです。
5.重度の不正咬合と機能面
歯並びや噛み合わせの乱れが大きい場合には、見た目だけではなく、噛む機能などについても確認が必要になることがあります。
動画で紹介している総説では、重度の不正咬合について、QOL、咀嚼機能、歯の摩耗、歯周組織への影響、修復治療への影響など、さまざまな観点から検討されています。
ただし、八重歯がある方すべてにこうした問題が起こるという意味ではありません。歯並びや噛み合わせの程度によって影響は異なります。
6.隣の歯に起こる歯根吸収
八重歯として見える犬歯が、本来の位置からずれて生えている場合には、隣接する前歯の歯根に影響するケースがあります。
動画で紹介している臨床報告では、上顎犬歯の異常な萌出位置と、隣接する前歯の歯根吸収との関連が示されています。
歯根吸収は外から見ただけでは分かりにくく、自覚症状が出ない場合もあるため、必要に応じてレントゲンなどの画像検査で状態を確認することがあります。
ただし、八重歯があることで必ず歯根吸収が起こるわけではありません。犬歯の位置や周囲の歯との関係を確認したうえで判断します。
「八重歯だから治療が必要」と一律に決まるわけではありません
八重歯は、見た目だけで治療の必要性を判断するものではありません。
- 歯ブラシが届きにくい部分がないか
- 歯ぐきに炎症などが起きていないか
- 虫歯になりやすい部分がないか
- 噛み合わせに問題がないか
- 隣接する歯の歯根に影響がないか
- ご本人が見た目や噛み合わせをどう感じているか
こうした点を総合的に確認したうえで、そのまま経過をみるのか、矯正治療などを検討するのかを判断することが大切です。
八重歯が気になる場合に確認したい3つのポイント
八重歯や歯並びが気になる場合には、歯科医院で次のような点を確認してみてください。
- 隣接する前歯の歯根に影響がないか
- 歯みがきがしにくく、歯周病や虫歯につながりやすい部分がないか
- 噛み合わせに機能的な問題がないか
赤坂B&S歯科・矯正歯科では、患者様の歯並びや噛み合わせ、お口の状態を確認したうえで、必要な検査や治療方法についてご説明しています。
八重歯をそのまま残して問題がないか、矯正治療を検討した方がよいのか気になる方は、お気軽にご相談ください。
動画では、今回ご紹介した研究内容についてより詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
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監修者
近藤 光 | Kondo Hikaru
東京歯科大学卒業後、医療法人社団歯友会赤羽歯科に勤務し、その後、池袋診療所をはじめとする複数の歯科医院で経験を積み、フリーランス矯正歯科医として活動を開始。
その後、カメアリデンタル、デンタルクリニックピュア恵比寿、茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科、フォルテはにゅうモール歯科、舞浜マーメイド歯科など、多くの歯科医院で勤務を重ね、2023年12月赤坂B&S歯科・矯正歯科 開院。
【所属】
- 日本顎咬合学会
- 日本審美歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 日本舌側矯正歯科学会
- 日本メタルフリー学会
- 日本接着歯科学会
- 日本アライナー矯正研究会
- 日本顎顔面美容医療協会 認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)
- 日本一般臨床矯正研究会
- OTEXE
- インディアナ大学歯学部矯正科認定医
【略歴】
- 東京歯科大学 卒業
- 医療法人社団歯友会赤羽歯科
- 同法人池袋診療所 入局
- 医療法人スマイルコンセプト
- 高田歯科インプラントセンター
- しんみ歯科
- 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
- デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
- 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
- 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
- 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
- レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
- 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
- 赤坂B&S歯科・矯正歯科院長
赤坂の歯医者・矯正歯科
『赤坂B&S歯科・矯正歯科』
住所:東京都港区赤坂3-2-2 日総第24ビル1・2F
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